札幌2-1神戸 明暗は残酷なり

 令和最初の、という言い方もいい加減に飽きたがそれはいい。ただ令和に対して、新しい時代、という表現はやめてほしい。変わったのは年号であって時代ではない。元号が変わって何かが変わった気がするかもしれないが、変わったのは時代ではなくて気分に過ぎない。

 札幌と神戸のチーム状況は気分どころではない。札幌は三連勝、神戸は四連敗中。NHKはイニエスタが大好きで神戸の試合をよく放映するのだが、お目当てのイニエスタは出場せず、ポドルスキもおらず。外国籍選手の先発ははゴールキーパーのキムスンギュとダンクレーとビジャ。それだけでも結構強力だが、バルセロナ風の崩すサッカーは期待できそうにない。
 試合が始まってみれば札幌が優勢。こちらは得点源のアンデルソン ロペスが怪我で帰国したそうだ。だが、ボールを持つと素早いパスワークでたちまち好機を作った。ミシャのサッカーもすっかり浸透しているようだ。
 しかし、神戸は持たれても帰陣が早く決定機をなかなか決定させない。それに時折ボールを奪ってからロングフィードでカウンターを狙っていた。神戸はイニエスタ来日以前の姿に先祖返りしたようにも思えた。

 こうした前半に一方が攻めまくった試合は後半に流れが変わることがよくある。神戸は狙ってボールを持たせていたのではないらしく、後半はボールを持って攻める時間が出てきた。
 先制点は神戸。60分、西がペナルティエリア内でボールを離し、そのボールに向かうように走りながら福森にぶつかって倒れた。随分、技巧的にファウルをもらうものだと思った。62分、このPKをビジャが決めた。札幌のGKソンユンはコースを読んでいたがビジャのキックが強く手を弾いてゴールイン。

 おやこれは神戸が勝つのかなと思ったら、そうはイカのナントカ。札幌はフリーキックから進藤のオーバーヘッドキックでたちまち同点。これは神戸のダンクレーと田中順に当たったボールが偶然こぼれてきたものをオーバーヘッドで決めたものだ。脅威的な反応速度である。
 これで元気になった神戸はさらに75分、クロスに武蔵がダンクレーにマークされながらも強引なヘディングで逆転。勢いの差そのままであった。

 その後は神戸がウェリントンを入れてひたすら攻めて絶好機もあったのだが、札幌がどうにか守って試合終了。札幌四連勝、神戸五連敗、明暗は残酷なり。
 個人的にはNHKでのヴィッセル神戸の試合放映はしばらくやめてほしい。打つ手打つ手が悉くうまくいかないので、見ていられない気分に陥っている。

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