平成最後の(飽きた)

 平成の最終日となって、ようやく「平成最後の」という聞き飽きた言葉ともお別れである。
 私には平成という元号に感慨はない。職場では西暦しか使っていないし、今年が平成何年かは手帳で見てようやく思い出すくらいだった。令和になってもそれは変わらないだろう。

 元号で時代を区切る、という意味がよくわからない。区切れるような事件が、元号が変わる所で起きるわけではないからだ。
 日本の近現代史で最大の事件は先の「戦争」とその「敗戦」であって、それは昭和の中途に起きている。昭和の戦前と戦後の間には大きな溝があって、前後は全然違う時代になっている。だから昭和時代という言葉に意味はないと考えている。意味があるのは戦前と戦後だ。
 私は戦後に生まれた。生まれた後、記憶の中で最も大きな事件は石油ショックだったように思う。異論はあるだろうが、私にはそれ以上の大騒動が日本に起きた気がしない。ただ、百年後の日本の歴史教科書に「戦争」は載っているだろうが、石油ショックが載っている自信は無い。つまり、私が生まれてからは日本に大した事件が起きていないとも言える。平和で何よりだ。

 平成、というか、ここ三十年間はどんな時代だっただろうか。
 自然災害が多かった、という人がいる。それは、自然災害以上の事件が起きなかった、ということでもある。
 バブルが弾けて日本経済は撤退戦だった。ここ数年好景気だったようだが、一時的なものだろう。アベノミクスは安倍首相退陣とともに終わるだろう。撤退戦は続く。外れてほしい予想ではある。
 事件、というわけではないが、科学技術の進歩が大きかった。デジタル化、コンピュータ、インターネット、SNS、ポケベル、携帯電話、スマートフォン。そうした技術進歩が無ければこのブログも存在しなかった。
 将来的にはそうした技術が現れた時期、と歴史書に記述されるかもしれない。

 先ほど撤退戦と書いたが、ここ三十年の日本で発展したのは日本サッカー界ぐらいかもしれない。三十年前にJリーグは無かった。日本はワールドカップに出場できず、メキシコの銅メダルは遥か昔の思い出になっていた。
 次の三十年はどうなるだろうか。一度くらい男子の日本代表はW杯で優勝しているか? 一度くらい、世界一になるJリーグクラブが現れるか?

 というわけで平成最後の更新は終了だ。
 令和最初の更新は5月6日以降になる。
 元号が昭和の頃、私はサッカーに興味を持たなかった。今は帰省で川崎F-仙台戦が見に行けないのを残念に思っている。歳月は人を変える。

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