神戸1-0鳥栖 神戸は良しとして鳥栖はどうしたら

 試合前に神戸のイニエスタとビジャが鳥栖のトーレスと再会を喜び合っている映像が流れた。NHKはこれが撮りたかったのだろう。
 その映像にいささかの感慨はあるが、私が観たいのは邂逅ではなく勝負である。

 昨年の神戸はポドルスキとイニエスタがいるのはいいけれども、誰がそこにボールを供給するのかという問題があった。三田が一人でそこを頑張っているように見えた。今年はそこに初瀬と西と蛍が加わった。ダンクレーも来て、選手名を眺めるとため息の出そうな布陣である。
 一方の鳥栖は、池田がいなくなってユン監督の薫陶を受けた選手がほとんどいなくなった。先発メンバーでは高橋義希ぐらいか。トーレス・金崎のツートップはJリーグ屈指だろうが、どうやってそこにボールを出すのかが興味深い。
 両軍ともにJリーグ初戦で負けているので、この2戦目で取り返したいところだ。

 それで結果はウノゼロだが、内容は神戸が圧倒した。シュート数が13対4である。わかりやすく差がついた。
 ビジャがずっと鳥栖の最終ラインと駆け引きをしていた。54分の得点は高橋祐のクリアが谷口に当たりビジャへのアシストになった偶然性の高いもの。しかし、咄嗟の対応が冷静に出来るところが素晴らしい。ビジャには他にも好機がいくつかあってハットトリックをしていてもおかしくはなかった。

 一方の鳥栖はツートップにどうやって点を取らせるのかが不明瞭のまま時間が過ぎていった。前述の高橋義を始め、守備に奔走して頑張っていたのだが、ボールを奪ってからの意図がよくわからない。どうしたらいいのか深刻な状況のように感じられた。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック