横浜M1-0F東京 塩試合が俊輔-富樫

 好調同士が対決、という話だった。横浜Mは最近5試合で4勝1分、F東京は最近6試合で4勝2分。横浜Mでは齋藤、F東京では前田がこのところ多くの得点を上げていた。
 前半はほぼ互角、ただどちらもゴール前を固めており、点を取るのは容易ではなさそうだった。

 後半、ほぼ横浜Mが攻める展開となった。後半のシュート数では横浜M8に対してF東京がなんと0。
 ただ、横浜Mがシュートを放っていると言っても決定機はほとんど無かった。ゴール前まで攻め込むのだが、F東京が固めたペナルティエリア内ではどうしても攻略できず、仕方なくミドルシュートを打ってそれが枠外に飛んで終了、というパターンが多かった。
 F東京は一度、中島翔から前田にボールが入り、絶好機だと思った。だが、このボールが浮いていたのが災いして前田のトラップが流れてシュートを打てず。
 ともに点が入りそうにないばかりか、カタルシスの無い、いわゆる塩試合として終わりそうだった。

 73分、横浜Mはワントップの伊藤翔に代えて富樫敬真。
 アメリカで生まれたらしく、そのせいか、ローマ字だと TOGASHI Cayman。横浜Mジュニアユースにいたがユースには上がれず、日本大学高校に進み、現在は関東学院大に在学中。特別指定選手として8月に横浜Mにやってきたばかり。
 その富樫が決めた。

 88分、スローインから始まって俊輔が左サイドでボールを持った。富樫がセンターバックの間に割って入り、抜け出した所に俊輔のクロスがぴたりと合った。頭ごと飛び込んだ富樫のヘディングシュートがゴール左に決まった。いや、飛び込んだというよりも、飛び跳ねたといったような。

 俊輔のキックの精度と特別指定選手の思いきりのいい飛び出し。
 つまらんドロー試合と思っていたら、文字通り、目の覚めるような見事な得点が最後に待っていた。

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