ベルギー2-2コートジボワール、ギリシャ0-2韓国

 どちらも3月5日の試合。その日の日本はニュージーランドと戦っていた。


ベルギー2-2コートジボワール 輝く個人と隙のある組織

 コートジボワールはヤヤ・トゥーレがトップ下、ジェルビーニョが左の2列目、ドログバはベンチスタート。
 前半はベルギーが圧倒した。ヤヤ・トゥーレには前を向かせず、前からの厳しいチェックでそもそもヤヤ・トゥーレにボールを入れさせなかった。一方、コートジボワールの4バックは隙がある。4人が横に並んでいるのだが、あまり組織的ではなく誰がカバーするとか誰がスライドするとか連動性がいまひとつ。それでいて結構前に出てくるのでベルギーに裏を狙われていた。ベルギーが押し込んでコーナーキックからフェライニヘッドでベルギー先制。
 コートジボワールで恐かったのがジェルヴィーニョ。とにかく速い。ボールを持ったらあっとう言う間にゴール前にやってくる。ベルギーはどうにかこうにか食らいついて失点を防いでいた。
 後半、ベルギーは一度に三人を交代させた。コートジボワールはドログバ登場。51分、ベルギーは左サイドで崩してフリーになったナインゴランがクロスを入れようとしたら方向が違ってGKのニアを突き、でもそれが入って2点目。
 ベルギーがこのまま押し切るのかと思ったら、次第に展開が変わっていった。ベルギーは日本戦でも後半の動きが悪かったような記憶がある。2点差を守ろうとしたのが却って悪かったのかもしれない。ヤヤ・トゥーレにもボールが入るようになり、コートジボワールが攻勢に出てベルギーは防戦一方になってしまう。
 74分、フリーキックからのこぼれ球をドログバが押し込んで1点差。92分、これまたフリーキックからのこぼれ球をグラデルが左足シュートで同点、試合終了。
 日本はこのコートジボワールとどう戦うか。まず、ヤヤ・トゥーレ、ジェルヴィーニョといった世界的名手を、知恵と汗を絞りだして抑えることだ。一方で守備はそれほど堅くない。日本の好調攻撃陣をもってすれば何点かは取れるだろう。決して歯が立たない相手ではないが、相手よりも点が多く取れるかどうかはやってみないとわからない。


ギリシャ0-2韓国 このギリシャなら勝てるんだが

 ギリシャとしては仮想日本のつもりで韓国と戦ったのだろう。日本と韓国は全然違うサッカーをしていると日本人は思っているが、西洋人にしてみれば似たようなサッカーなのだろうか。少なくとも顔は似ているから似た顔に慣れておくという意味はあるだろう。
 ギリシャは堅守というから引いてがっちりブロックを組んでくるのかと思ったらそうでもなく、韓国が自陣でボールを持っている時には結構前から追ってきた。それに全然堅守ではなかった。韓国のアジリティに相当苦しんで何度も裏を取られていた。
 守備意識は高いので人数はかけてくるけれどもワンタッチで回して香川が切れ込んだらついてこれないのではないだろうか。
 攻撃はやはりカウンターとセットプレーに注意。カウンターがけっこう速い。吉田が振り切られて内田が追っかけっこみたいな場面はあるかもしれない。セットプレーは日本と真逆で遠くでもどんどんボールを放り込んでくる。個々のマークを怠らないことだ。
 この3月5日のギリシャなら日本でも勝てるだろう。しかし、この時期から3カ月以上経っている。さて、今のギリシャはどうであろうか。

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