C大阪1-1大宮 大宮がC大阪を封じ込め損ねた

 雨が降っていた。
 一般論だが、雨が降る時はプレーが不正確になる。パスサッカーが難しくなる。体力は早く消耗する。そして、点が入りにくい。

 さて大宮。大熊監督は声が大きく、熱い性格で有名だ。ただ、サッカーで奇をてらうことはない。コンサバティブ(保守的)な印象がある。
 この試合では布陣を変えたと言うが、C大阪の強力な攻撃陣をいかに抑えるかというところから試合に入っていた。フォルラン、柿谷らを擁するC大阪は前半あと少しで点を取りそうだったが、大宮の堅い守備がギリギリのところで踏みとどまった。前半は0-0。

 後半は前半よりも大宮がボールを持てる展開になった。大宮がC大阪の攻撃に慣れて見切れるようになったのかもしれない。雨の影響もあって、C大阪が攻め疲れたのかもしれない。
 ボールを持ったからといって大宮が優勢になったわけでもなかったが、先制点は大宮。70分、増田のコーナーキックからズラタンヘッド。ズラタンの前で扇原らがクリアしようとしたが、ボールは微妙にその上を越えてきた。ボールをよく見ると菊池の頭に触っていた。菊池の頭に触っていなければボールの落下地点には山下がいただろう。実際には触ったためにフリーになっていたズラタンの所へボールが落ちていった。ちょっとした偶然が大宮に味方した。

 C大阪は藤本に代えて杉本、酒本に代えて楠神。どうにかして点を取ろうとした。いい位置でのフリーキックもあったのだが、なかなかゴールが割れなかった。
 残り時間が少なくなってから、C大阪はパワープレーに出た。そしてロスタイムの終了間際94分。コーナーキック崩れでボールを戻してから山口の放り込み。ここで大宮守備陣の集中が切れ、丸橋と杉本がゴール前左側でフリーになっていた。丸橋がスルーしたボールはよりフリーな杉本に渡った。ゴール。1-1で終了。

 大宮としては、あと一歩までC大阪の攻撃を封じていただけに勝ち点2を失った形になった。しかしこのサッカーは大宮の伝統により近い。伝統に逆らうとろくなことがない。このスタイルをさらに突き詰めたほうが良いのではないか。
 一方のC大阪はかろうじて敗戦を免れたが、ボールを支配していた前半に点を取れなかったのが響いていた。この雨の中でもあくまで繋ぐサッカーで良いのか。結局最後にパワープレーが効いたことは真剣に考えていい話のように思われる。

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