U-17 日本1-0ロシア、日本3-1ベネズエラ

U-17 日本1-0ロシア 危ない場面もありながら欧州一位を破る

 ロシアはヨーロッパ1位だそうで、それならこのグループで一番手ごわいのだろうか、と想像していた。実際に試合が始まってみると、ロシアは立ち上がりからチェックが厳しい。ペナルティエリア内に早々に侵入されて、大丈夫かと不安になった。
 不安と言えば、日本のディフェンダーは背が低い。吉武監督は背丈を気にしない選考をする。ディフェンダーで最も背が高いのは三笠で181cm。でもこの日は三笠がMF起用で4バックで一番身長があるのは茂木175cm。GKの白岡が191cmとはいえ、ロシア相手に大丈夫かと不安になる。
 ロシアのチェックが厳しいが、日本はあくまで繋ごうとしていた。そして次第にボールを持つ時間が長くなり相手陣内でのプレー時間を増やしていった。
 それで少し安心してきた15分、唐突に瓜生のミドルシュートがゴール左隅に決まった。確かにフリーではあったが驚いた。普段ああしたゴールを決めている選手ではないらしい。だがロシアゴールキーパーにはノーチャンスの完璧ミドル。ロシアは欧州予選で失点1とかいう話だから、これが貴重な得点になった。
 その後は、概ね日本がボールを回す。たまに日本のシュートチャンスがある。たまにロシアにもシュートチャンスがある。そんな展開になった。ペナルティエリア内に何度かロシアに入られて危ない場面があったが、どうにかディフェンスがシュートコースを限定し、どうにかGK白岡が防いでいた。
 日本とロシアの好機以外の時間は日本がボールを概ね持っていて、ロシアが奪おうと追ってきてもうまくかわしていた。追ってきたロシアのほうが消耗していたようで、先制点が最後まで効いていた。
 その後得点はどちらにも入らず1-0のまま終了。実力的にはどちらが勝ってもおかしくなかった。だが、唐突な瓜生のゴールが功を奏し、日本の快進撃が始まったのだった。


U-17 日本3-1ベネズエラ 敵将激賞

 敵将が激賞してくれたおかげでこのU-17日本代表がにわかに注目を浴びた。
 相手の立場になってみよう。ベネズエラの監督はいきなり二連敗のリーグ敗退決定で何か弁明をしなければならない。それなら日本が想像もつかないほど強かった、と言えば潔い言い訳になるではないか。
 ベネズエラに好機が無いわけではなかった。日本は自陣ペナルティエリアに入られると慌てる癖があるようで、ゴール前でばたばたした。一失点時は、ボールを振られたところでマークが出来なくなってしまっていた。
 とはいえ、日本は終始圧倒した。ボールを滅多に相手に渡さない。ベネズエラは何度もファウルで止めていた。そうしないといつまでも日本がボールを回し続けてしまうからだ。
 日本の一点目と二点目は右サイドから完璧に崩していた。サイドから奥に入られるとまずい、とベネズエラに思わせた。後半、渡辺が左からペナルティエリア内に入り込んだ時、ベネズエラは強引なカニばさみタックル。二失点の残像があったに違いない。PK奪取。PK決まって三点目。ここで勝負あった。
 あとは前述の、ゴール前の守備で慌てる癖をなくし、シュートをキーパー正面よりもう少し右か左にずらして打つようにすれば、完璧だ。
 せっかく激賞してくれたのだ。その敵将の面子のためにも、もっともっと勝たなくてはいけない。

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