U-16 日本3-1イラク 老獪な若者たち

 日本がこの試合に勝利してベスト4。FIFA U-17W杯メキシコ2011出場権を獲得した試合。
 試合は11月1日。放送は11月13日。間が空いている。解説が加藤元日本代表GKコーチ、というのはともかくとして、ゲストが吉武博文U-16監督その人である。
 以前、女子代表の試合の録画放送でゲストに安藤梢、ということがあった。今度は選手ではなく監督を呼んだ。
「その時、どう考えていましたか」的な番組作りが、NHKではお気に召したようだ。

 吉武監督の経歴が画面に出た。'96~'02大分トリニータU-15コーチ、'09 U-15日本代表監督とある。
 '02~'09の7年間は何をしていたのだろう。 九州のトレセンコーチをしたり、日本代表U-15、U-16の遠征時に監督をしていたようだ。ずっとこの年代のサッカー少年と関わってきたようである。
 吉武氏はぼそぼそと低い声で話すのだが、「イラクは後半に足が止まるのがわかっていたので……」などと、相当策を練ってこの試合に臨んでいたことを窺わせていた。

 試合は南野が先制ゴール。追いつかれて前半は1-1。後半、狙い通りイラクの足が止まったところで日本が二点を取り、後はボールキープに腐心して時計を進めて逃げ切った。どうしても世界大会進出し損ねたU-19と比較してしまうが、あの時韓国に敗れたU-19と比べると、このイラク戦のU-16のほうがよっぽど試合の流れが読めているし相当したたかというか老獪だった。まだ若いのに。
 このU-16は準決勝で北朝鮮に敗れた。つまりU-19とは一勝しか違っていない。たった一勝で天と地だ。

 先制と駄目押しの南野がやはり目に付いた。ペナルティエリア内の狭いところでドリブルし、ディフェンダーもゴールキーパーも抜いてしまう。あのボールが足に絡みつくような足さばき。何がどうなっているのだろう。
 これまで日本は中盤のテクニシャンばかり出てくる、と思っていたが、若い年代はいつの間にかストライカーばかり輩出しているような気がする。
 C大阪ユースの選手。そのうちトップチームに上がってくるだろう。今のセレッソのスタイルに合いそうだし、将来が楽しみである。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック