折り返して逆サイド

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zoom RSS 日本4−0タイ(生観戦) 頭の痛い大勝

<<   作成日時 : 2017/03/29 21:34   >>

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 埼玉スタジアムは寒かった。オーバーコートにマフラーという真冬仕様の格好でようやく震えずに座っていることが出来た。
 私の席はメインアウェー側アッパー2階席。ゴールラインよりも少し裏に入ったところの一番上。埼玉スタジアムは屋根があるが屋根と座る席の間には隙間があって風がひゅうひゅうと吹いていた。
 寒くはあったが代表戦は祝祭空間である。道すがら、埼スタを前に記念撮影をする人が多くいた。同じ埼スタの浦和戦と違い、客層はライトで騒がしかった。まあ、ストイックに試合を見つめるばかりがサッカーの楽しみ方ではないから、これはこれでよしとしたものだ。

 日本代表
GK: 川島、DF: 長友・森重・吉田・酒井宏、MF: 酒井高・蛍・香川、FW: 原口・岡崎・久保

 UAE戦のスタメンから今野と大迫が怪我で抜けた。今野の代役は酒井高、大迫の代役は岡崎。酒井高は所属のハンブルガーSVでもボランチをすることがあるという。緊急招集の遠藤航に比べれば今回代表で長く練習しているし監督の信頼が厚いということだろうか。
 タイ代表選手は書いても名前を覚えられないから省略。私の席からだと日本選手の識別に苦労するぐらいだから、タイの選手は誰が誰だかわからなかった。

 試合開始。

 日本のフォーメーションは4-2-3-1、やはり酒井高はボランチに入っていた。タイは、というと最終ラインが高く、最前線と最終ラインの間が狭くコンパクト。日本も同じく高いラインでコンパクト。
 ああ、これは日本が勝つだろうなと始まって数分でそう思った。タイが引かずに日本と同じサッカーをやろうというのなら個々の能力の高い日本に分があるのは当然だ。
 この予想は半ば当たり、半ば外れた。

 試合開始直後からタイは前からボールを奪おうとアグレッシブに来た。タイについて引いて守るのではないかという報道もあった。しかし、タイはサウジアラビア戦で、押し込まれた時間帯はあっても決して意図して引いて守ったりはしていなかった。
 開始直後、タイが中盤でボールを持った。あれ、ボールホルダーの近傍で日本が数的不利になっている、と思ったら日本選手の誰かが慌ててフォローに走った。おや、おかげでタイの左サイドがフリーになったぞ、と次の瞬間にそこにボールが出た。その左サイドからクロス。タイのファーストシュート。
 このシュートを放ったのがチャナティップとのこと。なにやら嫌な気分になった。日本は中盤とサイドの間で連携に問題を抱えていた。

 8分、久保がロングフィードを受けた。自分の席だと久保が真下ぐらいに見えた。その久保がクロス。岡崎からそのボールを受けた香川はタイのディフェンダーが飛び込むのをかわしてシュートを放った。ゴール。あれよという間に日本先制。
 19分、また久保がクロス。それに走りこみながら頭を合わせたのは岡崎だった。ヘディングシュートがニアサイドを打ち抜いた。日本が早くも2点目。
 最初の嫌な気分はどこへやら。この時は簡単な試合になるのかなと思っていた。
 だが後半、時計が進むとタイが日本を押し込むようになっていった。前半アディッショナルタイムに入ると、私はトイレに行こうと席を立った。長い階段を降りていくと日本が危ない。思わず足を止めた。日本のゴール前でボールが行き来してプレーが切れない。タイのコーナーキックからゴール前の混戦、どうにか川島がセーブ。危ない。どうにか2-0で前半終了。

 試合は後半へ。観客は59,003人と発表があった。
 後半に入っても日本は押しまくられていた。ボールをどうにかセンターバックが拾ってもボランチやサイドバックに渡してどうの、の間にまた奪われてしまう。タイのシュートには川島どうにかセーブ。蛍と酒井高のボランチがボールをつなげられない。サイドに出しても運べない。タイの圧迫は長く続いた。
 この時間帯、早く本田を出せと思っていた。前でボールを奪われずに収められる選手がいないから奪われっぱなしなのだ。
 と思っていたら日本がボールを持った。57分、久保が左足シュート。決まった。日本はボールを得てからゴールまでが唐突で速い。

 66分、この日シュートが無かった原口に代えて本田。これ以降、日本が一方的に押し込まれることは無くなった。この日、本田がボールを奪われたのは一度くらいしか無かった。そして左サイドに一人奪われない選手がいると、ボールは右サイドでも確実に繋いでビルドアップできるようになっていった。
 74分、香川に代えて清武。
 83分、清武の蹴った左コーナーキックに頭で合わせたのは吉田麻也。タイを圧倒。
 その直後、久保に代えて宇佐美。ハリルホジッチ監督がタイ戦のジョーカーと言った通り、ここで出てきた。結果を先に言えば、宇佐美は出てきただけで何ら印象を残さなかった。

 85分、タイにPKが与えられた。私の席からは二人がもつれて倒れたのがわかっただけだった。長友がラグビータックルをしたと知ったのは試合翌日のことである。
 4-0が4-1になるのは惜しい。これだけ点を取ったのなら、ここで得失点差でサウジアラビアを抜いておきたいところだ。
 そのPKを川島が止めた。埼玉スタジアム、満場の大拍手。
 4-0のまま試合終了。

 それにしてもこの試合は何であったろう。快勝でも辛勝でも無念の敗戦でもない。4-0の大勝でありながら日本代表の危うさが印象に残った。2-1のサウジアラビア戦や先日のUAE戦のほうがよっぽど安心して見ていられたではないか。
 日本はこれまで、良い試合をしても決定力が無いと言われ続けてきた。しかしなんと、悪い試合をしながら決定力だけで大差をつけて勝ってしまったのだ。

 まったく、こんな複雑な気持ちで帰途につくことになるとは思わなかった。

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