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zoom RSS CWC 鹿島3−0ナシオナル 耐える時間が面白い

<<   作成日時 : 2016/12/15 18:35   >>

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 33分に土居がPKを決めてから、83分に遠藤康がヒールキックでボールを流し込むまでの50分間が面白かった。
 攻めるアトレティコ・ナシオナル、守る鹿島アントラーズ。ナシオナルは何度もペナルティエリア内に攻めこみ、鹿島は耐えて耐えてボールを跳ね返し続けた。この攻防、読み、落ち着き、反応、体の強さ、いやあ、見事なものです、とついつい山本人間力。
 前半終了間際にモスケラがシュートをクロスバーにぶちあてた場面など、身も凍るというかこの試合一番の名場面ではないかと。

 その50分間についての殊勲は誰かと言えば、審判はとりあえず置いておいて、もちろん曽ヶ端も植田も良かったがおかゆパワーの昌子ではなかったか。
 体の強さ、読みの良さがこの試合の中で一段と磨かれた。特にナシオナルの選手がペナルティエリア内に入ってきた時の対処。飛び込まない当たらないPKを決して与えない、それでいてシュートを打たれない適切な間隔を保っていた。これなら代表のレギュラーでも良いのではないか。ゲスト解説の岡田氏も絶賛していた。

 さてビデオ判定によるPKについて。
 まず西という選手はなぜか目立つ。失点に関わるポカもするし、こうした得点に絡むような場面にも突如現れる。なにか周囲の流れと関係のないところでプレーしているようなところがある。
 それであの場面だが、ビデオでなければ通常はPKを取らないだろう。というのもファーの一番端のほうまで主審は見ていないのがほとんどだからだ。そうした意味でも画期的な判定ではある。ただ、西の倒れ方もワンテンポ遅れたようなところがあって、リアルタイムだとPKを取りづらい気がする。
 もちろん、わざわざビデオを見てPKだと主審が言っているのだからPKが妥当なのだ。足はかかっている。ファウルなのは間違いない。西の位置はオフサイドだがプレーに関与していないからオフサイドではない。プレーに関与していない所でもファウルが起きたのならそれはファウルだ。

 83分に遠藤康のゴールが決まった所でナシオナルの意欲が減退してしまったのは残念でもあった。サポーターがあんなに来たというのに。いや、鹿島のサポーターとどちらがどれだけ多かったのかなというのは気になるところではある。
 それにしてもこの強い鹿島が年間3位だったとは信じられない。Jリーグでは10月1日から最終節まで4連敗もしているではないか。いったいなぜあの頃の鹿島はあれほど弱かったのだろう。

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