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今季Jリーグ開幕当初、名古屋の優勝は無いだろう、と思っていた。ゼロックス杯での動きが悪かったからだ。 5月に中銀スタで甲府に完敗したのを見た時には、絶対に無いと確信した。 今にして思えば、失礼なことを考えていたものだ。勝ち点71もあれば、通常の年なら優勝している。上位3チームのレベルは他チームよりも遥かに高かったということだ。 この新潟戦は最少得点差の勝利だったが、実力差がはっきりしていた。 前半は0−0で折り返したが、名古屋の攻撃には圧迫感があった。例えて言えば名古屋が8の力で攻撃していたのに新潟は10の力でようやく防いでいた感じだ。少しずつ新潟はダメージを蓄積させていった。 それは後半に、ノーファウルで止め得ない場面が頻発する、といった形で現れた。 そして後半9分、玉田のフリーキックが決まった。 壁を越えて曲がり右隅に落ちた。新潟ゴールキーパー小澤が一歩も動けない完璧なシュートだった。 点を取らなければならない新潟は攻めたが、10の力は残っていなかった。8の力の攻撃は名古屋の8の力に難なく防がれた。 名古屋が優勝を逃した原因のひとつに、怪我人が続出したことがあげられている。 私はよく、怪我もクラブの実力のうちと書いている。ただそれは、バックアップメンバーがどれだけ充実しているかという意味だ。グランパスのバックアップメンバーは日本一だ。 怪我人が多すぎて優勝できなかったというのなら、その対策をクラブ一丸で練らなければならないだろう。フィジカルトレーナー、チームドクターらと現場が今以上に力を合わせなければならない。それが出来れば、名古屋はさらに強くなるだろう。 それがどれだけのものか、想像もつかない。 |
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