木曜映画サイト 愛と青春の旅だち、と、食わず嫌い

 これ、私が学生時分に封切りされた映画で、それは自分が一番映画を観ていた時期だったんだけど、観なかったんだよね。

 いや、だって恥ずかしいでしょう。
「愛」で「青春」で「旅だち」だよ。
 こんなこっぱずかしい題名の映画、とても無理。私はこれから「愛と青春の旅だち」を観に映画館に行きます、とか、今夜テレビ放映の「愛と青春の旅だち」を見るの楽しみにしてます、なんて絶対無理無理。

「ええー、なんでぇ」
と、この感覚をまるっきりわかってくれないかたとは、友人になるのが難しい気がします。

 それを観ようとしたのは、爺さんになりつつあるおじさんの面の皮が厚くなったからだろう。
 学生自分に同級生の女の子が、「結構面白かったよ」と言っていたのを覚えていたのもある。面白かったと言っていた知り合いが一人でもいると、確認したい気にもなる。
 でも、女の子なら「愛と青春の旅だち」という題名は恥ずかしくないかもしれない。内容がこの題名から想起されるものでも面白いかもしれない。でも自分がこの映画を見て同じことを感じるかは疑問だった。

 それで見ての感想だが、

愛、はあった。
青春、はどうだろう。若ければ青春だという意味なら青春かもしれない。
旅だち、ラストシーンは確かに旅だちだった。

 だが、この映画の題名は大ウソとは言わないまでも内容とずれていた。

 原題は”An Officer and a Gentleman”、直訳すると「士官と紳士」。アメリカだと、士官と紳士に相応しくない行為をしたと認められると軍法会議で処罰されるそうです(洋画専門チャンネル ザ・シネマ)。
 この映画は、士官と紳士に相応しくない若い男が、海軍飛行士官養成学校に入って13週間の厳しい訓練を受け、苦難を乗り越えて士官となるまでの話です。詳しい内容はリンク先を見て下さい。ちゃんとしたネタバレ解説が書いてあります。

 その訓練の間に地元の娘さんと良い仲になり、そこに「愛」があるのだが、私にはそこがサイドストーリー以上のものにしか思えなかった。
 この映画のメインは「訓練の日々」にある。
 禁じられている小銭稼ぎがばれて休日中にしごかれ続けた主人公が、「他に行くところがないんだ」と叫び、教官が(ほう、こいつは)という顔をしたところが一番良かった。

 原題の「士官と紳士」だと、この映画のメインは一人の男が「士官」になるまでの成長物語ということになります。
 それも微妙にずれている気がするんですがね。邦題よりは自分の感覚に近いかもしれない。
 でも「士官と紳士」よりは「愛と青春の旅だち」のほうが日本では売れたかな。

 自分が見ても、結構面白かった。
 だが、知り合いの女の子は、この映画のどの辺を面白く感じたのだろうか。案外、彼女は愛と青春の物語として楽しんだかもしれない。聞いてみたいところではあるが、その女の子とはもう何十年も会っていない。

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