女子W杯 オーストラリア3-2ブラジル 2点差は危険な何とやら

 試合開始前は、ブラジルが優位なのかなと思っていた。第1戦でブラジルはジャマイカに勝ち、オーストラリアはイタリアに敗れている。オーストラリアはアジアでは体格で優り日本でも容易には勝てないチームだ。だが、ブラジルなら体格上の差は小さい。テクニックもブラジルが上だろう。
 だが試合が始まるとオーストラリアがブラジルを押し込んでいてイメージが全く違っていた。
 ただ、当初はオーストラリアは押し込んでいるだけで、決定機がなかなか作れないでいた。一方でブラジルのカウンターが鋭かった。オーストラリアの選手は加速が悪くて、走ってもトップスピードになるまでの時間がブラジルよりも余計にかかっていた。

 先制点はブラジル。ペナルティエリア内で、ブラジルのサントスをオーストラリアのケロンドナイトが、ユニフォームを引っ張って倒したとされた。スローで見れば、なるほどそうですねという映像。このPKをお馴染みのベテラン、マルタが決めてブラジル先制。
 38分にはデビーニャのクロス。中央で張っていたマルタの前をボールが通り過ぎ、クリスティアーニのヘディングシュートが決まった。マークがしっかりついていたにも拘らず、力強いシュートだった。これでブラジル2-0。
 しかし前半アディッショナルタイム、左からのクロスにロガーゾが繋いでフォードが飛び込んだ。これで1点差。前半はオーストラリアの1-2で終了。

 後半の頭からブラジルは二人を交代。エースのマルタは怪我明けだそうで、ここでベンチに退いた。これでオーストラリアは恐れることなく前に出ていくようになったのではないか。
 58分、オーストラリアはロガーゾがクロスを入れた。このボールにカーが飛び込んで、と思ったら全く触らずこれにブラジルのゴールキーパーが幻惑された。クロスはそのままゴールイン。これで2-2の同点。
 さらに66分、オーストラリアのクロス。ブラジルディフェンダーのモニカがクリアしようとして頭で触ったら、それがそのままオウンゴール。モニカの後ろにはオーストラリアのカーがいて、カーがオフサイド位置にいたのだが、プレーには関与していないということになったのか、VARでゴールは認められた。

 その後のブラジルには足をつる選手が出て三人目の交代、さらに足をつる選手が出て、仕方なく彼女を一番前に上げて、と悪い状況が続いた。後半アディッショナルタイム、ブラジルの攻撃も身を結ばす試合終了。
 2点差は危険な点差とはよく聞くが、まさにその言葉通りの試合になった。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック