日本女子0-3イングタンド女子 勝負強いかもしれないが強くない日本

 この女子の日本代表に対して、何度か勝負強いという書き方をした。アジア杯で優勝し、アジア大会で優勝し、このSheBelieves Cupでも劣勢ながらアメリカと引き分け、劣勢ながらブラジルに勝利した。なるほどここまで勝負強かった。
 だが勝負強いという言葉には若干の揶揄が入っている。強そうには見えないのだがなぜか勝っている、内容は悪いのだがなぜか勝っている、という意味だ。いずれどこかで鍍金が剥がれるのではないか? そうした疑問がついて回る。

 1失点目は12分、スタンフォースのミドルシュート。日本だとペナルティエリア外から、ああした強いシュートを打てる選手はあまりいない。そうした意味では良い経験になった。だがもちろん失点にはミスが絡んでいる。この場面で守備の人数は足りていた。一番近くにいたのは大賀だが、当たりに行かず戦っていないと感じた。スタンフォースとの距離が空きすぎているのだ。3メートルぐらい空いていないか。ミドルシュートが打てる選手には、2メートル以上空けてはいけない。
 2失点目は23分、日本の左サイドで大賀がテイラーに振り切られ、マイナスのクロスを上げられてカーニーに決められた。これも人数が足りているのにやられた。大賀が振り切られたので南はカーニーのマークを外していたし、清水は後ろから追いかける形になって競ることが出来なかった。
 3失点目は30分、フィードからミードに左サイドを走られ、左サイドバックの鮫島が対応しようとしたが切り返し一発で終了。これも鮫島の詰めが甘い。

 後半の4人替えからの攻撃は、点には結びつかなかったが悪くはなかった。やはり問題は守備で、特に左センターバックと左サイドバックの所だ。ハーフタイムに代えられた大賀はもう左センターバックで見ることはないかもしれない。鮫島はサイドバックよりもセンターバックのほうが良いのだろうか。
 この3試合で通じた選手通じなかった選手を高倉監督は選択していくのだろう。その選択の後はレギュラーの連携を深める方向に進むと考えられる。もうあまり時間がない。

 鍍金が剥がれたのがこの時期だったのは幸いだった。本番では勝負強さ云々ではなく、強い女子代表を見たいものである。

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