大分0-1広島 うまくやっても負けは負け

 大分の片野坂監督は2010~2013年に広島のコーチをしていた。この間、2011年まで広島の監督をしていたのが現札幌監督のペトロヴィッチであり、2012年から広島監督をしたのが森保監督である。片野坂監督が広島コーチ時代の影響を受けているのはよく知られているところである。
 この広島戦での大分のサッカーを見ていて、ボリビア戦での日本代表を思い出した。

 ボールを大事にする。
 前が詰まっていれば無理をしないでボールを後ろに戻す。
 基本はショートパスで繋いでいくが、前でフリーで受けられる選手がいればフィードを入れる。
 違っていたのは相手側、広島だった。ボリビアは日本代表に対して前から追って来なかったが、広島は大分のディフェンダーにプレスをかけてきた。前から追えば後ろでどこか空いたところができやすい。大分のフィードは日本代表以上によく効いていた。

 個人的には、昨年まで湘南にいた高山がウィングバックで走り回っていたのが印象的だった。オナイウが水を得た魚だな、とも思った。
 基本、これは大分のゲームで、広島は思うようにボールを動かす時間帯が無かった。だが、ゴール前を固めた広島を前に、大分のシュートは難しくならざるを得ず、得点には至らなかった。

 広島の得点は57分。大分のブロックの中でボールを動かし、柴崎の浮いたパスにドウグラス ヴィエイラのヘディングシュートがゴール左隅に決まった。狭い空間でも決められるフォワードが広島にはいた。
 大分にはいなかった。それ以降、広島は引いて守り続けた。大分に惜しい場面が無くは無かったが、どうしてもこじ開けられなかった。そのまま試合終了。

 ゲームを作っても点を取れずに点を取られれば負ける。うまくやっても負けは負け。これもサッカーである。

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