ベトナム1-1(PK4-2)ヨルダン ベトナム準々決勝へ

 この試合の勝者が日本-サウジアラビア戦の勝者と準々決勝を戦う。
 オーストラリアを破り、B組1位で勝ち上がったヨルダン。イラン、イラクに敗れD組3位だったベトナム。それならヨルダンが勝つだろうと思っていた。しかし始まってみるとベトナムは全く簡単な相手ではなかった。
 ベトナムの各選手はボール扱いがうまく、長短のパスとトラップが正確。それにミドルシュートがきっちり枠に飛んできて油断ならない。ただし、一対一には弱い。上背がないだけではなく、体をぶつけられると自由を失う。体のデカい相手に対するにはそれなりの対処方法があるが、それを身につける実戦の場が乏しいのだろう。一対一の不得手なベトナムがファウルで止める場面も目立った。ヨルダンはセットプレーが得意なので、それはヨルダンの決定機に直結した。

 まず前半、序盤のベトナムはよく走っていたがその時間帯が過ぎるとヨルダンが優位にたった。ヨルダンの先制点は39分。ペナルティエリア内で間接フリーキックを得たヨルダンは、なぜPKではなく間接フリーキックなのかよくわからないが、少しばかり動かしたボールをアブドゥルラフマンがシュート。浅い角度だったが見事に決まった。

 後半、またベトナムの動きが活性化した。選手間の距離感が良くなって相手と接触せずにパスを回せるようになった。
 51分、右斜め後ろからQグエンのピンポイントクロスがゴールキーパーとディフェンスラインの間に落ちた。そこに走り込んだグエン・クォン・フオンがゴール。同点に追いついた。
 これで勢いを得たベトナムはさらに張り切ってプレーを続けた。この試合、シュート数では19対13(延長含む)と、ベトナムの方が多い。しかし逆転までには至らず、試合は延長戦へ。

 延長前半はヨルダンにセットプレーの好機もあったが得点には至らず。延長後半はお互いに疲労を隠せず、決着はPK戦へ。
 PK戦でヨルダンは一人外し一人はGKダン・バン・ラムにセーブされた。ベトナムはGKシャフィに一人セーブされたのみで4人が決めた。勝ったのはベトナム。準々決勝に進出した。
 正直言って驚いた。しかしFIFAランクだとベトナムが100位、ヨルダンが109位。それほど驚くべきものではなかったのかもしれない。

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