韓国2-0中国、イラン0-0イラク、カタール2-0サウジアラビア

韓国2-0中国 韓国快勝
 予選リーグ第3戦で放映された試合を続けて見た。まずグループC。韓国と中国はともに2連勝。引き分けなら中国が1位という状況にあった。
 この試合を見る限り韓国は良いチームでソンフンミンは好選手だ。事実は認めなければならない。中国は特に前半の始め頃、ゴールキーパーのセービングが目立っていた。GKが忙しいのは良いことではない。
 韓国の最前線はファン・ウィジョ。その後ろがソン・フンミン。14分、ソンフンミンが倒されて得たPKをファン・ウィジョが決めた。ウィジョはガンバ大阪で出始めた頃はシュート意識ばかりが高く、俺が打ちたい俺が決めたいでも外すまた外す、というフォワードだった。ウズベキスタン戦の武藤みたいな。しかし沢山外しているうちにシュートがうまくなって、ガンバでも韓国でもエースになった。
 韓国の2点目はソンフンミンのコーナーキックにキムミンジェのヘッド。走り込んでジャンプしたその頭にぴたりと合った。
 一方の中国はボール扱いの個人技が韓国に比べると高くない。長身と筋肉を前面に出してクロスにヘディングなどを試みるのだが、あまり有効ではなかった。
 決勝でこの韓国と日本が戦う可能性がある。戦えばどうなるか? いや、それはやってみないとわからない。


イラン0-0イラク 激しい戦いはスコアレスドロー

 イランのケイロス監督は名古屋、Rマドリード、ポルトガル代表監督などを経て2011年からイラン代表監督を務めている。イラクのカタネッツ監督はオシムがユーゴスラビア代表監督だった頃の代表選手。選手引退後、スロベニア、マケドニア代表監督などを経たのち、2018年にイラク代表監督に就任。こう書いていると、アジアとヨーロッパは繋がっていると感じる。
 イランとイラクは隣国であり、かつては戦争もあった。こうした背景があると、すでに決勝トーナメント進出を決めているから力を入れなくていい、ということにはならない。代表選手は国の背景を背負っているからだ。手を抜いている所を見せたら、帰国して何を言われるかわからない。
 というわけでこの試合は終始激しい戦いに終始した。どちらかと言えばイランが攻めている時間帯が長かった。しかしイラクはゴール前を固めて容易に土俵を割らない。イラクの選手たちは足元の技術もあって、前に運ぶと巧みにシュートまで持ち込んでくる。油断ならない。
 イランは前半から飛ばしていたので後半途中から足が止まってきた。ラスト10分はイラクが押し込む時間帯があった。しかしシュートは決まらず試合終了。グループDは得失点差でイラン1位、イラク2位。イランと日本は準決勝で戦う可能性がある。もちろん強敵である。


カタール2-0サウジアラビア アルモエズ・アリ2得点

 2勝0敗どうしの対決を3試合続けて見た。日本対ウズベキスタンも2勝0敗どうしだった。恐らくこれにはアジアカップの参加国を増やしたことが関係している。グループ内でアジア杯常連国とそうでない国との実力差が大きいのだ。
 この試合でサウジアラビアが勝てばサウジが1位でカタールが2位。それ以外ならサウジが2位でカタールが1位。結果は上記の通り。
 ボール支配率ではサウジが72%でカタールが28%。実際、試合開始直後からサウジが攻め込んで得点機も多かった。しかしムワッラドのシュートがポストを叩くなどして点は入らず。するとカタールの裏狙いが次第に功を奏してきた。まずカタールのアルモエズ・アリが倒されてPKを得た。しかし41分、ハサン・アル=ハイドゥースが真ん中に蹴ったキックはサウジGKが残した足でセーブされた。
 しかしカタールの勢いは止まらない。45+1分、サウジセンターバック二人がボールを抑えに前に出てアルモエズ・アリをフリーにしてしまう凡ミスがあり、スルーパスを難なく受けたアルモエズ・アリがシュートを決めてカタール先制。
 後半に入るとサウジがボールを持っているがなかなか決定機に至らずカタールの反撃の方が有効な状況になっていた。59分カタール、左からのコーナーキックからアルモエズ・アリが得点、と思ったらファウルがあったとされて取り消し。しかし80分カタール。今度は右からのコーナーキック。これをアルモエズ・アリがほとんどフリーでヘディングを決めて2-0と突き放した。後は時間を稼いでカタール勝利。
 この結果、決勝トーナメント一回戦で日本はサウジアラビアと戦うことになった。この試合で負けたサウジもそれほど悪いとは思わなかったが、日本にとってはボールを持とうとする相手の方が与しやすいかもしれない。カタールは別の山に行ったが、絶好調のアルモエズ・アリを止める国があるかどうかが気になる所だ。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック