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zoom RSS 木曜映画サイト 追悼 樹木希林

<<   作成日時 : 2018/09/20 19:14   >>

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 悠木千帆という女優を最初に認識したのは「寺内貫太郎一家(1974)」だった。沢田研二のポスターの前で老女が「ジュリー」と言って身悶えする姿は、当時多くの「私の周囲の人」が真似したものである。
「寺内貫太郎一家」は人気番組だったので、当時の雑誌等で盛んに特集が組まれた。その中で、お婆さん役の悠木千帆は実はかなり若くて肌がとてもきれい、と書かれていた。当時彼女は30代前半だった。へえーっ、と感心した。私と言えば10代前半であった。彼女から、世の中に老け役というものがあることを知らされた。

 悠木千帆が樹木希林になったんだって、チャリティーで芸名売ったんだって、という話は姉から聞いた。変な人だな、と思った。
 その後樹木希林は郷ひろみとデュエットをしたり、ピップエレキバンやフジカラーのCMに出ていたりした。
「美しい人はより美しく、そうでない方はそれなりに」、とはフジカラーのCMである。だが樹木希林はいわゆる性格俳優であると同時に、どこに放り込んでもそれなり以上の演技をしてしまう多才な人でもあった。

 さて映画俳優としての樹木希林だが、彼女が出ていた中年以前の映画では脇役が多く、ほとんど覚えていない。いや、夢千代日記(1985)は覚えているけれどもあれはテレビドラマも見ていたし。
 その中で、「いつかギラギラする日(1992)」は印象的だった。借金取りに追われている男の妻役だった。こういう人いるよな、という存在感を示していた。だが私自身は借金取りに追われて夜逃げ寸前の妻など目にしたことはない。演技にリアリティがあるから、そこに確かに存在しているように見えるのだ。

 最近だと、「悪人(2010)」「あん(2015)」「海街diary(2015)」を見た。ここ十年ほどの演技には鬼気迫るところがあった。以前から名女優だったのかもしれないが、若い時に演じていたお婆さんではなく、本物のお婆さんになってからとんでもない女優さんになってしまった、という気がする。
 ここからさらに年輪を重ねたらどうなってしまうのか、と。

 亡くなったのが残念です。合掌。

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