大宮0-1鹿島 大宮の何が間違っているのか

 鹿島がこの試合までに3連勝しており、大宮相手に勝って4連勝、と聞いても別に不思議はない。鹿島は昨年度の優勝クラブであり、今年も優勝候補だからだ。しかし、この敗戦で大宮が開幕5連敗、というのは何かおかしい。大宮は昨年5位。それにメンバーを見る限り、それほど勝てないクラブとは思えない。となれば大宮では何か歯車が狂っているのか。あるいはどう狂っているのだろうか。

 大宮は鹿島に対して守備的に戦った。そして90分間、その守備は耐えられなかった。79分に鹿島が得点した後、鹿島はうまく時間を使ってやり過ごした。簡単に言えばそうした試合だった。ただ大宮は守備的に戦うにしても、攻撃のできない時間がとても長かった。シュートは大宮4本に対して鹿島が13本。あれだけ攻め込まれて続けていたらどこかで決壊するだろう。そして実際に決壊した。
 大宮のGKは加藤のアクシデントがあり、67分塩田に代わっていた。それは悲運だったが、その悲運が無ければ引き分けにできたのかというと、それよりもやはりどこかで失点した可能性のほうが高かった気がする。

 大宮はボールを持っても繋いでボールを進めることが出来ていなかった。もちろん鹿島には危うい空間を即座に埋めに来る小笠原がいて、日本代表の昌子と植田が壁になっていた。それにしてもいわゆる距離感というもの、誰がどこに立っていたら誰がどこに来て、といったところから出来ていなかった気がする。キャンプや中断期間ではどうしていたのだろう。
 たまに前線にボールが入ってもムルジャは孤立しているし、大前は一度ドリブルの持ち込みがあったぐらいでおよそ89分間消えていた。G大阪戦での新潟と同じ1点差の敗退だが、新潟と違ってなすすべもなく敗れた感が強い。

 一体どうしたらいいのか。これが大宮で実績のない監督なら替えましょうと言うところだが、渋谷監督はJ2優勝J1 5位の実績がある。そう簡単には替えづらいだろう。
 ひとつのヒントは金沢慎だ。彼がピッチに立っていた72分間、鹿島は無得点だった。彼がいた間にどう守備のバランスを取っていて、いなくなってからどう変わったのか。その辺りが問題解決の鍵になりそうな気がする。

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