サウジアラビア1-0イラク どちらも隙ありだが

 日本-タイ戦の数時間後に行われていた試合。何日も経っているが、年度末に忙しくてようやく見ることが出来た。
 昨年9月のイラク-サウジアラビア戦は、イラクが序盤攻めに攻めたが終盤PK2発でサウジが逆転勝ちした。サウジの老獪さ、一方でイラクの若さと試合運びの悪さが目立っていた。

 この試合では互角の立ち上がり。どちらが優位とも言い難い時間が長く続いた。
 サウジアラビアは横からの攻めに弱い。クロスを入れられるとファーがお留守になったりマークがずれたりしやすい。そのサウジをイラクは仕留められない。ゴール前での落ち着きがなくシュートがあっさりとゴールキーパー正面に飛ぶ。3-2の局面になったと思ったらパスを出さずに無理にそのままシュートを打って失敗した。
 サウジアラビアの攻撃は緩急がある。ゆったりと回しているようで、突然ペナルティエリア内に入ってくる。「チャンスだ」と「シュートだ」の間が短い。イラクよりも明らかに短い。
 一見イラクが長い時間をかけて攻めているようで、実はより危険なのがサウジ。

 サウジアラビアの得点は53分。ヤヒア・アル・シェフリのミドルシュート。一見、イラクの守備者が足りているようでいて、シェフリにプレッシャーはかかっておらずフリーになっていた。バイタルエリアからのシュートはゴール右上隅へ。シェフリのゴールは見事だったが、イラクとしては集中が一瞬切れた感じがあった。
 その後はサウジアラビアが引いて守ってちんたらと時計を進ませようとした。イラクは好機がなくもなかったがシュートがまたGK正面を突くなどして試合終了。

 日本の現在の攻撃力を考えれば、どちらと当たるにしても1点か2点くらいは取れるだろう。問題は、守備の集中力だ。タイ戦のようなミスパスを繰り返していては相手の得点のほうが多くなるだろう。
 サウジよりも後半で集中が切れがちなイラクのほうが、日本にとって与しやすしと想像する。

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