天皇杯二回戦 札幌1-2岡山、福岡2-2(PK2-4)山口

札幌1-2岡山 矢島の勝利

 9/3(土)の試合。天皇杯というよりは、J2の1位札幌と4位岡山がどんなサッカーをするのかという興味で見た。
 開始して間もない4分、矢島のロングフィードに裏へと抜け出した豊川がゴール。豊川はリオに行けなかったがU-23コンビ健在というところだろうか。アメリカW杯でバッジオがあんなゴールを決めていた、などと思い出した。
 これ以後は岡山が後ろでブロックを作って札幌の攻撃を潰して反攻する、という展開になった。札幌の攻撃は体の強い都倉が中心だ。彼は神戸にいた頃よりもその恵まれた体の生かし方を進化させた気がする。J1で見たいものだ。その都倉を岡山ディフェンスは一人二人と体を寄せて抑えていた。
 札幌も岡山もラストパス、ゴール前へのクロスの精度がいまひとつ。ここがJ1とJ2の違いだろう。
 68分、札幌、小野伸二登場。やはり違う。テクニックもさることながら、視野が広い。そこへ出すのか、そこへ入っていくのか、というパスやランニングが光っていた。
 しかし86分、岡山に追加点が入った。今度は矢島から藤本。これで試合はほぼ決した。アディッショナルタイムに都倉がPKを決めたがここで試合終了。
 岡山はリーグ戦では札幌に勝てなかったが1失点に留めて勝った。中でも2アシストの矢島がお見事だった。


福岡2-2(PK2-4)山口 シナリオでも作ったような

 こちらは9/7(水)の試合。
 世間的にはJ2クラブがJ1クラブに勝った、と称されるのだろう。しかし、福岡はJ1の18位、山口はJ2の7位。残留争い中の福岡とプレーオフ出場権争い中の山口ではチームの雰囲気もモチベーションも違う。カテゴリーの差はあってないようなものだろう。
 カテゴリーの違いよりも、この試合はサッカーの違いが面白かった。ロングボールを放り込んでくる福岡とあくまでも繋ぐ山口。前半繋いで繋いで攻撃し続けた山口に福岡はシュートゼロだった。後半に入って49分、北斗の頭でのバックパスを鳥養がかっさらってゴール、山口先制。ところが51分、三島が右サイドでボールを奪い、中原がクロス、邦本が倒れ込みながらゴールへ流しこんで同点。ここから福岡が本領を発揮し出した。シュートは山口が多かったが、福岡にも好機が唐突に訪れる。どちらが優勢かは判断し難い拮抗した展開だ。どちらもゆずらず試合は延長戦へ。
 103分、フリーキックから邦本が今度は頭で押し込んで逆転。ここからは時間を稼ごうとする福岡とあくまでも繋いで攻めようとする山口の攻防となった。
 そして終了間際の120分、ゴール近傍で三幸、中山、安藤、星と繋いで絡んでゴール。同点。PK戦は山口の一森が二度反応良いセーブを見せた。
 まるでシナリオがあったかのようなレノファ山口の感動的勝利だった。

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