リオOL ブラジル女子0-0(PK4-3)スウェーデン女子 攻めまくったブラジル敗退

 日本代表が出られなかった女子サッカーだが、もちろんオリンピック競技は行われている。自分の国が出ない、あるいは敗れた後も、ひとつレベルが高いであろう試合をどれだけ見る気になるか。それはそのスポーツがその国でどれだけ愛されているかの指標になるだろう。自分の国の代表だけ見ているのでは、スポーツを愛しているのか、自国を愛しているだけなのか、区別がつかない。

 女子サッカーがNHKか民放で放送されるのはようやくこの準決勝が初めて。放映されない間に、オリンピック3連覇のアメリカがスウェーデンに敗れるという事件が起きている。アメリカが途中で負けるくらいなら日本が出ていたら金メダルのチャンスがあっただろうか。いや、宮間がいま怪我しているし。などと、結局考えているのは自分の国の代表である。

 試合はブラジルが攻めまくった。シュート数は44対6という。正直、ブラジルが勝ちそうだと思いながら見ていた。攻めていたからというよりも攻め続けていたからだ。守り続けるのは精神的に辛い。さらに会場のマラカナン・スタジアムは暑かったようだ。北欧の国にはさらに大変な環境である。
 だが、ブラジルのシュートは枠内のものも多かったが、そのほとんどがゴールキーパーの正面をついた。単純にシュート精度が低いとも言えないだろう。スウェーデンのディフェンダーはコースを狭めていたし、GKのポジショニングも良かったのだろう。

 延長に入ってもブラジルが攻めていたが、長いボールからの大味な攻めが多くなった。こうなると点は入りにくい。ブラジルには疲れもあるだろうが焦りもあっただろう。守っている方は120分覚悟の上だが、攻め続けているほうは90分で決めることしか考えていないからだ。
 PK戦はゴールキーパーの差か。いや、見た目の差、でかいほうが有利に見えると言っているだけだが。

 かくて攻めまくったブラジルは敗退した。ひきこもった方が勝つのは面白くはないが、これもサッカーだ。

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