川崎F3-2名古屋 予測のつかないゲームを堪能

 川崎Fは体調不良の小林悠に代わってエウシーニョがフォワードに上がり、4バックにエドゥアルドが入った。6分、このエウシーニョが得点。名古屋のペナルティエリア内外でボールが行き交っているうちに名古屋ディフェンスがマークを見失い、戻りながらボールを持ったエウシーニョがシュートを叩き込んだ。
 一方の名古屋は噂のシモビッチが脅威。26分、このシモビッチが右サイドからボールを受けた。川崎Fディフェンスがこのシモビッチを囲もうとしたところ、シモビッチがボールを離した。そこに松田力が走り込んでいた。松田シュートで同点。シモビッチは体が強いだけでなく、頭脳も明晰。

 おおむねボールは川崎Fが持っていて名古屋陣内でのプレーが多い。しかしそれは川崎F優位を意味しない。名古屋はシモビッチが大抵のハイボールには競り勝つのでロングボール一発で地域を挽回できる。そこに松田や永井が走り込んでくる。油断がならない。

 ところで名古屋にはオーマンがいる。
「オーマンに来てほしい時には何て言うのかな」
「オーマン、カモンだろ」
「英語じゃなくて日本語なら」
「オーマン、おいで」
「おいではないだろ」
「オーマン、来なさい」

 63分、名古屋の得点。永井が左サイドからカットインしてペナルティエリア外からミドルシュート一発。これで逆転。
 75分、ショートコーナーから憲剛のクロスに大久保が頭で合わせて同点。この時、大久保はいったんゴールから離れ、そこから中へ飛び込んできてマークを外していた。これでJ1トータル158点と寿人に並んだ。

 さて、どちらが勝つのか。川崎Fだった。84分、スローインを受けた森本がボールを落とした所に走り込んだのが憲剛。右足で放ったシュートがゴール右隅に突き刺さった。憲剛が変な喜び方をしていると思ったら、あれが今季のパフォーマンスだという。
 その後の名古屋の攻撃を川崎Fはしのぎきった。どうなるか予測がつかない面白いゲームだった。この試合を制して川崎Fは首位に躍り出た。

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