日本2-0チュニジア 目出度さも中くらいなり

 まず出場したメンバーを見てみよう。
GK: 権田、DF: 槙野・麻也・藤春・酒井宏(84 内田)、MF: 長谷部・清武(59 香川)・蛍(84 今野)、FW: 永井謙(59 本田圭)・川又(72 岡崎)・武藤嘉(72 宇佐美)
 スタメンにザッケローニ監督時のレギュラーが麻也と長谷部しかいない。新監督が機会を与えると言っていたのは嘘ではなかった。

 この先発メンバーが短い練習時間の間にそれなりのチームになっていた、というのが第一の収穫だろう。消えていた選手はいなかった。
 合宿時の記事で話題になっていた選手の距離感というところは現場で見ないとはっきり言えない。しかし、前半のまだ元気だったチュニジアに対して球際の厳しさはある程度出せていたと思う。それほど危機らしい危機は作らせなかった。奪ってからの速さもいくらか出せていた。
 それだけにこのスタメンの間に得点という結果を見たかった。後半の宇佐美のシュートも惜しかったが、それ以上に前半の川又らのシュートが惜しかった。

 59分に本田と香川が登場。72分に岡崎と宇佐美が登場。78分に岡崎が得点、83分に本田が得点。さすがである。
 ただ、後半はチュニジアの足が止まっていた。それについてコンディションの問題はあっただろうが、前半に日本側がボールを握って相手を動かしていた、ということもある。本田と香川と岡崎はやっぱり違うね、というのは真理なのだけれども、それだけを言うのは片手落ちであろう。

 と言っても、やっぱり違うね、の中身も見ないといけない。
 内田を出すなよ、とも思ったのだが、彼が出たら右サイドのビルドアップがスムーズになったのは否めない。酒井宏にあれが出来れば怪我の多い内田に代わって右サイドは安心して見ていられるのだが。いや、酒井宏でなくてもいいけど。

 そんなわけで、目出度さも中くらいなり。ハリルホジッチ氏は勝ったにもかかわらず試合後に厳しい顔をしていた。その顔を見ながらこの試合をそんな風に振り返ったのだった。

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