メキシコ1-0カメルーン、スペイン1-5オランダ、チリ3-1オーストラリア

メキシコ1-0カメルーン 変わらない印象

 メキシコは北中米カリブ海予選で4位となり、大陸間プレーオフに回った。そこでニュージーランドに勝利してW杯出場権を得た。かなり苦労してW杯に出てきたわけで、以前より弱くなっているのかと危惧していた。
 一方のカメルーン。アフリカ予選ではリビアなどがいるグループを一位通過した後に、3次予選でチュニジアに勝利して出場権を得た。順当な勝ち上がりだったようだが、W杯直前になるとまたW杯出場ボーナスで選手と同国連盟が揉めた。もはや4年ごとの風物詩である。
 試合はメキシコが概ねボールを持って優位に進めた。カメルーンはゴール前でメキシコを跳ね返していた。メキシコに不利な判定もあった。だが、61分、ついにメキシコが先制した。右サイドから中央に進出してきたエレーラがドスサントスに縦パス。相手センターバックの間でボールを受けたドスサントスは右足シュート。これはカメルーンGKイタンジェが弾いたが、そこに走り込んできたペラルタが左足で打ちこんだ。雨の中、時間が経つごとにカメルーンの動きは鈍くなるようにも見えた。メキシコは伝統のパスワークを駆使して勝利した。
 結局、カメルーンは4年前の南アW杯日本戦と同様に、初戦で0-1で敗れた。唯一違っていたのはカメルーンの監督だ。2010年にフィンケ監督は浦和を率いていた。4年前に浦和が見せたようなパスワークを、カメルーン代表が見せることは全く無かった。


オランダ5-1スペイン 驚愕の結末

 オランダが勝つ可能性はある、ぐらいに思っていたが、こんな結末になるとはオランダ人でも思わなかっただろう。
 世界を席巻したスペインの攻撃はブロックを組んだゾーンディフェンスを粉砕してきた。この日のオランダは5バックを敷いてスペインの攻撃手をマンツーマン気味に抑えにきた。それが想像以上にうまくいった。シャビはどこにいたのかというくらい存在感が薄かった。
 スペインは堅守でも知られるが、それはポゼッションにより守備の時間を減らすことと、攻撃の時間を長くすることにより相手の疲労を誘うことを柱にしている。だがオランダに攻められてスペインは守備の時間が長くなり、もろさを露呈し、より早く疲弊した。失点はメンタルを崩壊させ、さらに次の失点を生んだ。
 4失点目はGKカシージャスのミスによるもの。チリ戦ではデ・ヘアが出てくるかもしれない。


チリ3-1オーストラリア チリのパスワークが上回る

 コロンビア戦を思い出すのだが、試合開始直後からのチリのプレスとパスワークは素晴らしかった。オーストラリアは誰が誰を見ればいいのか混乱をきたしていた。12分、14分と連続得点であっとう言う間に2-0。
 しかしオーストラリアは35分、クロスにケイヒルのヘッド一発で一点差。後半に希望を残した。
 後半はどちらに点が入るかわからない拮抗した展開になった。しかしチリのポゼッションは63%。オーストラリア選手二人に左右を挟まれながら、チリの選手が抜け出していく場面も散見された。点が入らずじりじりと時間が経つうちにオーストラリアの動きが止まっていった。92分、チリに3点目が入って試合終了。
 グループの残り2チームがオランダとスペインであることを思えばオーストラリアは突破がほぼ絶望的。一方のチリはスペインが大敗したことで、スペインと引き分けでも2位以上に入れる希望が見えてきた。

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