女子アジア杯決勝 日本1-0オーストラリア アジアチャンピオン!

 壮行試合のニュージーランド戦や、グループリーグ初戦のオーストラリア戦を見た時には、危ういと思っていた。とても優勝するとは思えなかった。
 優勝できたのは、このアジア杯の中で代表選手達が成長してきたこと、そして佐々木監督の起用が見事だったことがあげられる。

 まずセンターバックに抜擢された川村優理。彼女のコンバートが大成功した。ほとんど守備に破綻がなかった。岩清水とのコンビも試合を重ねるごとに良くなっていった。
 ところで彼女の顔を見る度に岡田監督を思い出す。一度メガネをかけてくれないだろうか。あるいは岡田監督がメガネを外して川村の隣に立ってくれないだろうか。

 有吉、宇津木の両翼は守備では良かったが、最初はビルドアップに全く関わっていなかった。90分走る力とかクロスの精度とかの問題ではなく、上がるタイミングが掴めていないように思われた。しかしこれも試合を重ねているうちに上がれるようになっていった。
 小原由梨愛にも期待が持てる。このポジションも男子同様に層が厚くなりつつある。

 サイドハーフは無限のスタミナを持つ川澄がクローズアップされがちだが、右の中島も鋭い上がりを見せて相手のディフェンスをしばしば混乱に陥れていた。
 他にサイドハーフからの攻撃と言えば後藤三知が面白かった。敵陣での俊敏さはオシム監督時の羽生を思わせる。これでシュート精度が高まれば大野もうかうかしていられまい。
 高瀬は良かったんだが、点が入らなかった。菅澤や吉良も似たところがある。大儀見は偉大だ。ただ大儀見にしても最初から偉大だったわけではない。足りない所があるということは伸びしろかあるということ。

 オーストラリアは日本を十分苦しめたが、走り続ける体力とシュート精度が足りなかった。これで体力と精度がついたらドイツ女子代表並になる。良いフィジカルコーチがついて追いこむ練習を適切な時期にできればいいのだが、と思うが、それはそれで女子だと簡単ではあるまい。

 宮間がMVP。決勝点二度の岩清水でも良かったが、あの決勝点も宮間のキック精度あってのもの。キャプテンの重責も果たした。素晴らしい。
 女子三日会わざれば括目して見よ。このアジア杯で成長した、女子代表に幸あれ。

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