女子アジア杯 ベトナム0-4日本 ほっとした

 この試合に勝てば日本のグループ2位以上、つまりW杯出場に大きく近付く。一方のベトナム女子サッカーはよく知らないが、ホームだし相当の意欲で来るだろうと思われた。
 整列して国歌を歌うベトナム選手達を見ると、一様に若い。澤のようなベテランがいない。また、東南アジアだけに背が低めだが、華奢にも見えた。あまり筋肉がついていない。日本とはフィジカルの差がありそうだった。

 ベトナムは引いてスペースをつぶして守っていた。日本はボールを持って攻め続けたが、容易に相手ゴールは割れなかった。しかしフィジカルの差は明らかで、ベトナムの選手達はちょっとしたチャージでぱたぱたとよく倒れた。
 ベトナムの攻撃は散発的なカウンター。日本の警戒は怠りなく、決定機には至らない。事故でなければ日本は点を取られそうにない。とはいっても、0-0では何が起こるかわからない。このあたりは心配しながら見ていた。

 スコアレスドローのまま前半が終わるのかと思われた44分。左コーナーキックから上尾野辺が中央でボールを下げて川澄のミドルシュート。ゴールキーパー一歩も動けず、ゴール右側に決まった。コースが厳しいシュートではなかったが、川澄の前に飛び込むベトナム選手がいたので、ゴールキーパーには蹴った瞬間が見えなかったのではないか。
 アシストの上尾野辺とゴールの川澄は小学生のころから同じチームでサッカーをしてきた仲だと言う。二人のサッカーはまだ続く。

 気になったことが一つ。ベトナムのチュエット・ズンは左からのコーナーキックの時、コーナーフラッグでボールを自身の右側に置いて右足で蹴っていた。珍しい。体が小さいから、それでもフラッグが邪魔にならないのだろう。巻いていくのではなく、ニアに直接打ちこむようなキックだった。

 後半はベトナムの足が止まった。日本がポゼッションして攻めている間、ベトナムは守りながら走らされて疲弊した。ベトナム女子代表は見た目で筋力が足りなそうに感じたが、持久力も足りないようだ。恐らく練習時間が十分に取れない事情があるのだろう。
 引いてはいるがボールウォッチャーになったベトナム相手に日本はたたみかけた。木龍が頭で代表初ゴール。エース大儀見がヘディングでゴール。菅澤が前でつぶれて後ろから川澄で4点目。

 前半に得点するまでは苦しんだが、結局は4点大勝。澤が90分出場し好守に効いていたのも印象に残った。これでグループ2位以上ほぼ確定。オーストラリア戦の出だしが悪く、心配していただけに、ともあれほっとした。

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