AFC U-22 日本3-3イラン 長所も課題もある船出

 AFC U-22に日本はリオオリンピック代表となるU-21で出場。イランはレギュラーション通りU-22で出場とのこと。手倉森オリンピック代表監督の船出の試合である。
 3-3の引分けとなり、試合は点の取り合いで面白かった。だが今後のことを考えれば、攻撃の良い点と守備の課題が見られた試合になった。

 長所としては、
○テクニックに優れた選手が多く集まっている。20メートル程度のパスは楽々繋ぐことが出来る。
○ミドルシュート、ドリブルシュートが綺麗に決まった。個人の決定力が高い。

 なお、原川と中島のミドルシュートについては相手ゴールキーパーのポジショニングの悪さに助けられた。GKがシュートを打たれた時にゴールライン近くにいてあまり前に出ていなかった。ミドルシュートに対する準備というか予測をしていなかったわけで、良いコースのシュートを打たれた時に一歩も動けなかったのも道理。

 課題としては
○最初の失点など、守備の人数が揃っていても対人が緩いせいでシュートを打たれてしまっている場面が多い。戦う心が足りない。
○相手フォワードにマークがついていても、フォワードがボールを戻したところに飛び込んでくる二列目にマークがついていない。それで何度もシュートを打たれていた。ボランチは何をしているのか。
○ビルドアップ、前での崩しが連携不足で出来ていない。得点はいずれも個人技によるもの。

 戦っていない点については、意識の問題だ。監督に檄を飛ばしてもらおう。この後に見た高校選手権決勝のほうが、テクニックはともかく球際で戦っていた。今回ユース出身者が選ばれたという話を聞いたが、高校出身者が入ってくるとこのあたりが変わってくるかもしれない。
 二列目の飛び出しにどう対するかについては監督の領分だ。後半からブロック守備を意識させたようだが、今度は放り込みに下がり過ぎる悪い癖が出ていた。次の試合では修正してほしい。
 連携については準備期間6日ということだが、これからさらに改善していかなければならない。

 やはり手倉森監督は短時間でどうにかできる人ではない。時間をかけて戦術・連携を深めていく人だ。船出の試合だが、これから時間との戦いになりそうだ。

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