東アジア杯女子 日本2-0中国 順調なスタート

 開始早々の4分、ゴールキーパーと一対一になった大儀見は、シュートを打たずにパスを選択してディフェンダーにカットされ、絶好機を逃した。
 いつから柳沢になった!
 大儀見はこの試合で2アシスト。シュートを打たずにアシストに徹しようという縛りでもあったのだろうか。

 大儀見が絶好機を逃してから、中国が前から激しくチェックをかけてきた。
 ありがたい、と思った。できたら前半ずっとそのペースでやってくれとも。実際には前半30分くらいで中国のチェックタイムは終わった。そこで中国の足は止まり、流れは日本に傾いてその後日本がその流れを手放すことはなかった。後半には中国選手が何人も足を攣らせていた。
 ドイツとかアメリカとかはある程度のメリハリを付けたうえで90分断続的にチェックをかけるスタミナがある。しかし、中国がああした前から追うサッカーを行うにはスタミナが全く足りていなかった。日本が点差以上に圧倒した印象があったが、そもそも中国の選んだ作戦と体力が見合っていない。

 先制点の安藤は代表ゴールが3年2か月ぶりという。3年2か月前というと、2010年5月30日のアジア杯。ここで3位決定戦で中国に勝った日本はドイツW杯の出場権を手にした。その放映が行われたのは、実際の試合の一週間後。そのドイツW杯で世界一になるのだが、それ以前の女子代表への関心というのはその程度だった。
 その3位決定戦で安藤は殊勲の「体のどこに当たったのかわからない」ゴールを決めていた。
 3年2カ月ゴールのないフォワードを佐々木監督は呼び続けているのだから、違うところでよっぽど貢献度が高いということだろう。

 2点目はアシストした大儀見のキープ力が素晴らしかった。宮間のロングフィードをリー・ジエと追いかけっこし、肩を一発ぶつけるだけで難なくキープ。後ろから追いかけてきた中島に繋げた。中島はまるでロッベンのように中に切れ込んで、ディフェンダーを置き去りにし左足シュート。ゴールキーパー動けず。
 1点目のアシストから2点目のアシストまで大儀見は消えていた時間が長かったが、見事な活躍を示した。安藤を前半途中で交代させて起用した中島が得点と、佐々木采配も大当たり。

 女子代表はこれ以上ない順調なスタートを切った。

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