女子U-20 日本2-1ナイジェリア 終わり良ければというわけでもないが

 フル代表ではなくU-20、男子ではなく女子。フジテレビがこの代表の試合を全て生放送し、その多くが10%超と高い視聴率を取り、この3位決定戦には2万9千人の観客が駆けつけた。
 数年前なら西が丘で千人も来るかなというレベルだっただろう。地上波生放送などありえなかった。
 なにか大きな流れが来たという気がする。この国民的な盛り上がりを何と比べたらいいのだろう。東京-メキシコ-ミュンヘン-モントリオール各オリンピックの頃の女子バレーあたりなら比較になるだろうか。
 それがこの大会一番の驚きだった。

 相手はナイジェリア。
 困ったことにアフリカ代表、特に中部アフリカは戦ってみなければ強さがわからないところがある。
 驚異的な身体能力、というのが毎度の枕詞だ。しかし、選手・監督と協会との間に対立があるとか、選手と監督が対立しているとか、選手同士で対立しているとか、コンディションの悪さが伝えられるとか、試合会場に来る前にピッチ外の話題が出る時があり、そうすると身体能力もへったくれもなくなる。
 今回はピッチ外の話題はなかった。実際に戦ってみるとかなり強敵だった。

 まず手足が長い。
 序盤に道上が抜け出しかけてゴールキーパー・ホワイトにボールを取られた場面。抜けると思ったら手が長かった。それがピュッと出てくる。
 ファウルも多かったのだが、抜け出たと思った瞬間に足を引っ掛けられたり手で押されたりした。油断がならない。
 日本の守備陣は試合開始後しばらくはこわごわとして、人数が足りているのに裏を取られかけたりして、冷や冷やした。

 それが田中陽子の24分の先制点からすっかり落ち着いた。ホワイトが片手で弾き損ねていたが、ここに来ると思った場所からぶれてずれたのだろう。
 その後の日本の守備は安定していた。前でチェックして後ろから挟んでボールを奪うやり方がうまく嵌った。当初この代表は守備練習をしているのかと疑ったくらい守備が甘かったが、6試合目になって形になってきた。
 50分、柴田-西川の崩し、出たキーパーに対して落ちついて浮かせた西川のシュートも見事だった。

 残り20分は押されてひやひやだったが。
 点を取るしかないナイジェリアの勢いもあったが、日本が先に疲れてしまったのもある。疲れた理由のひとつに交代が早すぎたことがある。藤田のアクシデントも痛かったが、吉田監督は流れが悪いとこらえ性がない。

 ともあれ勝てて良かった。
 敗北も糧になるが、勝利で得た自信はそれに優るものだ。
 銅は金と同じじゃない、と書くのだし、
 銀は金のほうが良い、と書くのだ。

 次は金が取れるように。
 その前に、みなさん、所属チームでレギュラーが取れるように。せっかく高い視聴率と多くの観客数で注目を集めたのだから。田中陽子さんは特にね。

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