日本女子1-2アメリカ女子 金より良い銀にするために

 サッカーとしてはいい試合だった。
 もちろん私は日本人なので、勝ってほしかった。

 佐々木監督、宮間、福元、大儀見の試合前日会見を読み返した。
 佐々木監督はベッケンバウアーの言を引き、強い者が勝つのではなく、勝った者が強い、と言っていた。
 ということは、アメリカが強かったのだろう。
 それから監督は、「明日どちらが勝ちたいかという思いは本当に勝負どころになると思います」と言っている。
 それがひっかかっていた。

 日本代表選手には、「メダルが欲しい」と言っている人と、「金メダルが欲しい」と言っている人がいた。
 北京オリンピックで四位だった悔しさを思い出せば、何色でもいいからメダルが欲しいと言う人がいるのも当然だ。
 翻って、アメリカはどうだろう。
 二大会連続の金メダル、W杯で日本に敗れたアメリカにしてみれば、何色でもいいなどという人間はいなかっただろう。

 良いサッカーだった。
 しかし私は、銀メダルで良かった、などとは言わない。

「銀という字は日本語で“金より良い”というふうにも書く」、と佐々木監督が言っている。
 銀の良い点は、次は金を取ろうと思えるところにある。
 何が足りなかったか考えることができる、ということだ。

 例えば岩渕が惜しいシュートを放ってソロに弾かれた。
 あれが入っていたら勝てたかもしれない。
 岩渕は次代のエースだ。少なくとも私は、そう期待している。
 何をどうしたらあのシュートが入ったか、考えてほしい。そして、日々の練習であれが入るように練習し、週ごとの試合であれが入るようにプレーしてほしい。

 それが次の金に繋がるだろう。
 それが実現して初めて、金より良い銀が得られたと、このオリンピックは語られるべきだろう。



 次回更新は、8月19日(日)以降になります。

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