U-20女子 日本2-2ニュージーランド なんで勝てなかったのか

 ひとりひとりのボールを奪う技術、奪われない技術、パスの精度、ドリブルその他、段違いに日本のほうが上だった。
 戦術も日本が上。例えば最終ラインで日本がボールを持っていて、相手フォワードがプレッシャーをかけようとしているときに、日本側があっさりとボールを相手フォワードと二列目の間に入れてきて、受けた日本選手がさらにあっさり二列目をかわしてバイタルエリア近くまで入っていくという場面が多々あった。ニュージーランドはプレスが全然連動していない。ここを狭くしたからその間を通されたらボールがここに来るからそこで取れる、という予測が出来ていない。戦術理解という点でも日本が遥かに上だった。
 それなのになぜ勝てなかったのだろうか。

 試合開始早々から日本は圧倒して攻めていた。その時間帯、開始5分以内で点が取れていたら、それこそメキシコ戦のように4-1ぐらいで勝っていたかもしれない。
 しかし攻め続けていると、その試合の中で守り慣れていなくてたまに攻められたときに慌ててしまう、ということがある。あれよという間に日本は二失点した。
 吉田監督が地元出身選手を出そうと変な色気を使ったということもある。メキシコ戦で圧勝したことが却って守備の綻びを招いたのか。

 親善試合で追いつかれて引き分け。本番一試合目で圧勝。二試合目では辛うじて追いつく。試合ごとに印象が変わる。手の平返しに疲れてきた。このチームの実相はどこにあるのか。
 若いということなのだろう。自分は若い時にどうだったか。ほめられればのぼせる。けなされれば落ち込む。うまくいけばうまく回るが、失敗するとなかなか立ち直れない。
 この年代で岩清水の老獪さや熊谷の集中力を求めるのに無理があるのかもしれない。吉田監督もそうしたものを求めてはいないようだし。

 この日の経験が身になればいいが。
 この経験をきっかけに、澤のような、あるいは宮間、あるいは岩清水のようなタレントが育てばいい。大野の後継者あたりなら沢山いそうだが。
 さて次の試合はどうなるだろう。

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