トゥーロン国際 U-23 日本0-2トルコ それほど酷くはないが

 完敗と言うほど酷い試合をしたわけではない。前半は五分五分だったと思う。
 後半に二点取られたが、圧倒されたわけでもない。ただ、もちろん負けた理由はある。

 録画を見る前に結果だけ聞いた時には、走り負けたのかと思った。J1リーグの試合から中三日だし、フランスとは時差もある。
 しかし、実際に見ていると、走る距離で劣っていたわけではなかった。暑さはあったかもしれないが、日本選手達の表情からも疲労は感じられなかった。試合終了後に動けなくなった選手もいなかった。負けたのはそこではない。

 前半から気になっていたのはゴール前に入っていこうとする意欲だ。日本が攻めている時、トルコはゴール前を固めていた。日本はその周りでパスを回すばかりで、そのうちにボールを取られていた。トルコが攻め込んでいた時は、日本がゴール前を固めていても、トルコの誰かが強引に持ちこんでシュートを打とうとしていた。
 ゴール前にボールと人が入っていかなければ、そもそもシュートは打てない。その意欲が日本には見られなかった。見られたのは後半途中出場の指宿ぐらいだ。

 高徳が痛んだのは不運だった。というのも吉田豊が左サイドに回ってから、日本の左サイドが攻められ穴になったからだ。
 最初の失点はセットプレーから。フリーキックに対して最初のラインが低く、さらに下がるのが早いと、福西解説者から指摘されていた。これは練習で克服できるところだ。関塚監督にはぜひ、次の試合までに修正のための練習をしていただきたい。
 失点後、扇原ワンボランチにして点を取りに行ったが、扇原の周りを使われ、ディフェンダーが引き出され、裏を取られ、あっさり二点目を取られた。采配が裏目になった。そもそもワンボランチをするにはワンボランチに適性のある人間を起用しないといけない。扇原はそんなプレーヤーだったか。

 これでグループ突破は難しくなった。残りの試合、修正すべきは修正し、よりフィットする選手を起用して臨んでもらいたい。
 トルコは球際が強かったと感想を述べた選手がいたが、トルコ以上に球際が強い代表はいくらもある。ここで腰が引けているようでは先が思いやられる。

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