女子代表 日本3-0タイ 日本、苦しみながら勝利

 W杯先発メンバーから、日本は7人入れ替えた。タイは五輪最終予選出場6チームのうち最も力が劣る。
 ちなみにFIFAランキングは、日本4位、オーストラリア9位、北朝鮮12位、中国15位、韓国16位、タイ28位。
 そこで、日本は主力を温存する策に出た。
 リーグ選抜戦で、女子代表は主力が引っ込んだ後半から苦戦していたので、どうなるかな、と思った。案の定、日本は引いて守るタイ相手に苦しんだ。

 タイはトップに長身のフォワードを前に一人残して十人で守った。それに対して日本は試合開始直後こそ前でボールを奪って好機を作ったが、次第に手詰まりになっていった。前でのボールをもらう動きが無いようでビルドアップに苦労していたし、サイドへの効果的な球出しもなかなか出来なかった。
 初戦の緊張もあっただろうし、芝にも慣れていなかっただろう。あれほどボールが転がらない芝はなかなかあるものではない。
 個人的には高瀬に期待していたのだが、遠目から無理なシュートを放つぐらいで大した活躍は出来なかった。
 永里優のキープ力も生きなかった。足にテーピングをしていたが、状態はどうなのだろうか。

 これが後半に宮間が入ると激変した。宮間はタイ選手達が寄ってくればサイドチェンジを決め、時にはタイ守備陣の裏に効果的なボールを落とした。パスも良く回るようになった。
 リズムの良くなった日本は、上尾野辺の浮き球のパスに、裏へぬけだした川澄がシュート。後半16分にようやく1点を上げた。
 一点を取ってしまえば、タイも前に出てくる。相手が前に出てくれば、相手陣内でさらにパスが回る。日本は大野・安藤を投入してさらにリズムが良くなり、加点することが出来た。

 終われば圧勝だったが、不安が残った。
 控えの力の差、連携の差、あるいは経験の差。十日で5試合の過酷な戦いで、層の薄さが露呈した勝利だった。

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