日本5-0サウジアラビア これがアジアの、洗礼でも混沌でも罠でもなく

 これだけ完璧に勝ってしまうと何を書こうか却って困る。岡崎は清水で見てきた以上に素晴らしいゴールを次々に決め、前田遼は磐田でも容易には見られない美しいワンタッチゴールを二度決めた。それではJリーグはアジア杯よりもレベルが高いのか?
 四年前、日本はこんなサウジに負けたのか? いや、このサウジはもちろん四年前のサウジではない。
 グループ敗退の決まったノープレッシャーのサウジがどれだけ怖いのかと思っていた。負けて監督が変わって、また負けてグループリーグ敗退が決まって、それでも勝利のために頑張ろう意地を示そう、などというメンタリティーを彼らは持っていないのだ。
 日本も四年前の日本ではないがまだ日本だ。このサウジはアラビアではないどこか違う土地からやってきたのだろう。
 ザッケローニ監督も驚いたに違いない。これがアジアかと。ヨルダン戦やシリア戦とは全く違う種類の驚きだっただろう。

 勝利が確定してから、ザッケローニ監督は次々と守備の人間を切り変えた。次戦出場停止の内田に替えて伊野波を入れて次戦対策。黄紙一枚の吉田・遠藤に替えて岩政・本田拓。
 こうした采配は見た記憶があまりない。これまではだいたい4点とっても5点目どうしようかという監督さんが多かった。ザッケローニはバランスを重視する監督だが、勝っているから守備を考えるというのもバランスなんだろうか。

 そのザッケローニ監督が、勝った直後に厳しい顔をしていたのが印象的だった。大勝後の監督の顔とは思えない。あれは何を考えていただろう。
 もう次のカタール戦のことを思っていたのか。
 あるいはアジアの混沌の不可解さに頭を悩ましていたのだろうか。

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