ア大会 日本2-1イラン 薄氷の激戦

 イランが相手というと真っ先にジョホールバルが思い出されるが、それ以外でも日本とは好勝負が多かった。2005年のW杯予選はアウェーもホームもいい試合だった。
 他の中東諸国は、自陣に引いて守り、ここという時にだけ出てくるという印象がある。暑い地域であるから日本のように走って崩して、というサッカーにはなりにくいのだろう。だが、イランは違う。アラブ人とペルシャ人では、同じ中東でも思考、サッカーに対する考え方が違うのかもしれない。
 はたしてこの試合も激戦となった。

 永井の決勝ゴール。あれはなんなんだろう。ボールが自分の意思で彼の足に絡みついているかのようなドリブルだ。海外含めてあんなものは見た記憶がない。それにあの浅い角度からファーにシュートを打ったら、通常はゴールマウス前を通り過ぎるものだ。彼がJリーグのどこに行くつもりなのかわからないが、すでに日本で収まるレベルではないかもしれない。
 逆転後の展開もまた面白かった。あわやのオフサイドとか、絶対入ったと思ったらポストとか。自陣で目を覆うような危機があるから、激戦なのだ、これがあるからイラン戦は面白い。
 試合後、イラン選手達がへたり込んでいた。それだけ走っていたのだし、この試合に賭けていたのだろう。

 イランは全員が代表経験があり、オーバーエージも起用しているとアナウンサーが言っていた。もちろん彼らは勝ちに来ていた。一方の日本はオーバーエージのいないU-21。J1のレギュラーも連れてきていない。正直、完敗しても責める気にはならない急造チームだ。ところが準決勝に進出してこのイランと堂々と渡り合い、勝ってしまった。
 関塚氏はJリーグで最も成功した監督だと思ってきたが、私が考えていた以上に優秀な監督なのかもしれない。

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