日本1-0パラグアイ 素晴らしき興行試合

 新監督も決まっていないのに親善試合を行う意味があるのか。それではただの興行ではないか。そういう意見があった。
 いやしかし、興行は大切だ。興行が成り立たなければ新監督の年棒も出せない。
 新監督初采配には間に合わなかったが、新監督視察には間に合った。選手のモチベーションばかりでなく、観客のモチベーションも上がったようだ。横浜スタジアムは観客65157人の満員。新監督が決まるまでは券がけっこう売れ残っていた筈だ。視察効果恐るべし。
 相手のパラグアイも良かった。ともかくこの日本に真剣に勝ちに来てくれただけで嬉しい。もちろんW杯での因縁もある。実際、サッカーとしても面白かった。これほど見ていて楽しく興奮した親善試合もあまりない。

 W杯ではお互いに守備を固めて負けない戦いをしていたが、この試合では比較的オープンに打ち合う形になった。川島が一対一を止めた場面、ゴールライン上の憲剛がボールを弾きだした場面もあり、勝つか負けるかは紙一重だった。
 得点の場面は岡崎が戻って空いたスペースに香川が入り込み、そこに憲剛のスルーパスが出た。この時、憲剛がフリーだった。あの位置で憲剛をフリーにしてはいけないのだよ、と私は川崎F-仙台戦を思い出していた。
 W杯パラグアイ戦で憲剛・岡崎は途中出場、香川はサポートメンバー。比較的面の割れていないメンバーだったことも幸いしたか。

 代表選手コメントで、内田が「俊さんの偉大さを感じた」(sportsnavi)と言っていた。攻撃が左サイドに寄っていたし、タメがうまく作れていなかったことを指摘していた。今回は憲剛がコンダクター役を担っていたが、ボールを持ったとき前に前に一本調子だったところはあったかもしれない。
 代表の10番は今回不在。次の10番は誰になるのだろう。憲剛は14にこだわりがあるようだし、本田は10番というより遠藤の後の7番(中田英の番号)のほうが良さそうな気がする。それとも協会は俊輔が戻ってくるのを待っているのか。

 香川が点を取った瞬間の、原代行監督の顔を見たかった。映してくれなかったのが残念だ。ザッケローニ新監督の笑顔など、これからいくらでも見られるではないか。

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