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zoom RSS 日本女子3−0コスタリカ女子 攻城戦を制す

<<   作成日時 : 2017/04/10 19:05   >>

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 コスタリカは守りの堅い好チームだった。4-4-2のブロックを乱すことがなかった。そして虎視眈々とカウンターを狙っていた。
 おおむね日本がボールを持っていたが、このコスタリカを崩すのは容易ではなかった。試合は攻城戦の様相を呈していた。

 近代のドイツ陸軍は攻撃三倍の法則を論じ、古くは孫子が十なれば即ちこれを囲みと記している。だがサッカーでは引いて守る相手に対し、相手に倍するような人数を攻撃に割くことは出来ない。
 5人や6人の攻撃手でポゼッションし8人のブロックを崩すことは、2人でカウンターをしかけて3人の守備者を出し抜くことよりも難しい。守備者が多いほど、引いて守るほど、攻撃側に使えるスペースが小さくなるからだ。
 しかし、どれだけ多人数で守っていても、現実に城があるわけではない。サッカーでは城壁のように人が並ぶだけである。そこで攻撃側がやることは、ゴール前の局面で1対1、できれば1対0を作り出すことだ。

 23分、ディフェンダーの前で横山がボールを受けた時、横山を見ていたディフェンダーは8人いた。だが横山が至近距離のディフェンダー一人をはがしてシュートを打つまでが早かった。ディフェンダーが体を寄せる暇がなかった。なお、高木が横山の斜め前にいたので、コスタリカ守備陣が横山だけを気にしているわけにはいかなかった。横山のシュートもネット上部に突き刺さるもので申し分がなかった。
 つまり、狭い局面でも正確な技術とスピードがあれば、人数をかけた敵を出し抜けるのだ。

 この試合では日本の守備も光っていた。ポゼッションに人数をかけていたにも関わらず、ボールを取られてからの攻から守への切り替えが早かった。ボールホルダーをいち早くつぶし、それが出来ない時も即座に戻ってゴール前を固めていた。コスタリカは3本しかシュートを打てなかった。
 田中の2点目、籾木の3点目は攻撃に入ってからのスピードが良かった。後ろから前へボールを運ぶスピードがあれば、ポゼッション時でもカウンターのような攻撃が出来る。ただ、どちらもゴールキーパーの体に近いシュートだったので、反応に鋭いGKだと弾かれていた可能性はあるだろう。

 この試合で日本が攻城戦を制した意味は大きい。世界大会に出ていくためには、その前にアジアを制さなければならない。その中には引いて守る国もあるだろう。だが、守備を固めてスペースを消そうとしても日本は戦えますよ、ということをこの若い代表は示したのだ。相手のレベルが高くなればどうなるかというエクスキューズは残るが、近い将来が楽しみになる試合だった。

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