折り返して逆サイド

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<<   作成日時 : 2017/01/03 16:12   >>

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 以前、2chで「一人で吠えてる過疎ブログ」と書かれたことがあった。
 当時は過疎ブログなのはともかくとして、吠えているつもりはないと思っていた。だが当時よりも今のほうが、なるほどその通りだ、という気がしている。吠えてる、という言葉の意味の解釈が自分の中で変わったからだ。当時は「吠えてる」を、反抗しているという意味に捉えていた。私がたまたま何かに反抗していることはあるが、それがこのブログの常態ではない。
 だが、一人で吠えてる、を単に、ひとりで虚空に向かって何か言っている、という意味に取るなら、それこそこのブログにふさわしい。

 それからこのブログのプロフィールでは、サポーターではない、とわざわざことわっている。サポーターという言葉もあいまいで、「サッカーを好きな人はすべてサッカーのサポーターです」という広い意味に使っている人もいる。そういう広い意味なら私もサッカーのサポーターになる。だが私はサポーターという単語をもっと狭い意味で使っている。
 以前、味の素スタジアムのF東京-仙台戦で、仙台ゴール裏のコンコースを歩いていた時に、ある仙台サポーターがこんなことを言っていたのを耳にした。
「今日は勝ちましょう」
 これを聞いた時、この人がサポーターで、私はサポーターではない、と思った。
 私は故郷の蹴球団、ベガルタ仙台の勝利を願う者である。だが、ベガルタの試合で「今日は勝ってほしい」とは思っても、「今日は勝ちましょう」などと思ったことは無い。この「今日は勝ちましょう」は、「サポーターであるわたしは、ベガルタ仙台の一員である」という認識が無ければ発言できないものだ。
 私はベガルタ仙台の一員ではない。私はベガルタ仙台にとって、ただの無力な一観察者でしかない。ベガルタ仙台は私の外にある団体でしかない。
 同様に、ヴァンフォーレ甲府も私のクラブではない。私は甲府の試合をただ見ているだけに過ぎない。
 日本代表が勝ってほしいとも願っている。彼らは日本人の代表だ。だが私の代表ではない。戦っているのは代表選手であって、私ではない。

 そうした、サッカーを見ているのに、そのサッカーの外にいる私は、まさに「ひとりで吠えてる」存在でしかないのだ。私に仲間はいない。誰とも繋がっていない。
 孤独な観戦者であることが、この「折り返して逆サイド」というブログの立ち位置である。

 サッカーを見ているだけの、ひとりのわたし、にお付き合いいただければ幸甚である。
 今年もよろしく。

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