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zoom RSS アーノルド監督は何をしたかったのか

<<   作成日時 : 2015/01/07 18:46   >>

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 だいたい年末にはその年のサッカーを思い返すことにしていた。なかでもベガルタ仙台の一年は見に行った試合を中心にああだこうだと考えることが例年行事だった。
 しかし、昨年はそれをしていない。結局、できなかった。監督が途中で変わって、ガラガラポンをやってしまった年を総括するというのが無理だった。
 結局、一勝もしていなかった17位のクラブを渡邉監督が苦労して立ち直らせ、選手たちも動かない足を懸命に動かしてどうにかこうにか残留にこぎつけた。それを称えることはできる。だが、その前に置き去りにされた疑問が残ってしまう。
 結局、アーノルド監督は何をしたかったのだろう?
 それがどうも引っかかって、昨年の総括と今年の展望、という気にならないのである。
 それなら、それをやってみよう。今になって、だが。

 オーストラリアでのアーノルド監督の実績はセントラルコーストでの優勝など申し分ない。つまり彼は無能ではない。ここが重要な点だ。
 それが日本では、いや仙台では合わなかったのだ、というのは事実かもしれない。でもそれだけでは何も語っていない。何が合わなかったのか。
 そもそも彼は何をしようとしていたのか。フォーメーションは4-2-3-1。また書くが彼は無能ではない。4-2-3-1が好きだから仙台でそれができる選手がいないのに強引にやろうとしたのではない。仙台の選手を見てできると思ったに違いない。
 1トップはウイルソン。体も強いし得点力もある。赤嶺は2013年シーズンにリーグで3点しか取っていないからサブでいいだろう。2列目のサイドには走れるアタッカーが欲しい。右には太田がいる。左にはドリブラーの武藤を入れよう。そろそろレギュラーを取っていい年齢だ。ちょうどいい。トップ下はもちろんエースの梁だ。ボランチと4バックは手倉森監督時代を踏襲していいだろう。いや、このクラブは30歳前後の選手が多すぎる。武藤のほかにもっと若い者が一人くらい必要だ。ルーキーに伸びそうな奴がいる。彼、二見を左サイドバックに抜擢しよう。
 どうだろう。改めて書いてみると、アーノルド監督がしようとしたことにおかしなことはない。だが、それならなぜこれが成功せず、無残に失敗したのだろう。

 アーノルド監督時、私は大宮戦浦和戦を観戦している。いずれも仙台は0-4で敗れた。
 まず、4-2-3-1の3-1がボールを奪われた時のフィルターになっていなかった。相手ディフェンスがボールを奪うと、すぐにバイタルエリアに敵がやってくる。仙台の守備陣はこわごわとプレーしていた。誰が当たって誰がカバーするといった約束事が出来ていなかったようだ。浦和戦では懐かしのツートップにしていたが、それでも攻撃も守備も機能しなかった。そして浦和戦直後にアーノルドは退任した。

 前任の手倉森監督は6年間仙台を率いた。その間にJ1に昇格し優勝争いをした。成功した監督の後を継ぐのは難しい。オシムの後の千葉、西野の後のG大阪、クルピの後のC大阪はどうなっただろう。ペトロヴィッチ後の森保は成功したが彼はペトロヴィッチのやり方を踏襲し微調整に留めていた。
 4-2-2-2で慣れきった仙台の選手たちに新しいフォーメーションを浸透させるのは難しかっただろう。
 だが失敗はフォーメーションばかりではない。おそらくは、新しい選手、にも問題があったのだ。若手は実力でのし上がらないとそれまでレギュラーだったベテランが納得しない。
 武藤はなかなか点を取らなかった。二見も守備に難点があった。そして赤嶺は2013年のような不調ではなかった。この選手でいいのかこの布陣でいいのか。そういう不満があったのではないか。
 もうひとつ疑っていることがある。今年の仙台はコンディションがおかしかった。後半になると決まって足が止まった。30歳前後のベテランばかりということもあるが、コンディション作りにも問題があったのではないか。簡単に言うと、ぬるい練習、しかしていなかったのではないか。それで、こんなことで大丈夫かと不安がつのっていたのではないか。

 アーノルド監督に同情すべき点がひとつある。フロントのバックアップ体制だ。フロントは監督の首を切る前日まで、監督を信じて、あるいは信じたふりをしてバックアップする姿勢を示さなければならない。それが出来ていただろうか。
 仙台はベルデニック、サンタナ、アーノルドと、これまで3人の外国人監督を起用した。その3人はすべて失敗した。しかも、就任時期が後になるほど在籍期間が短くなっている。経験が身になっていない。
 ベガルタ仙台は外国人監督を起用する能力がないということだ。これだけは間違いない。もう二度と、外国人監督は雇わないほうがいい。

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