折り返して逆サイド

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zoom RSS 大分1−2甲府 死力を尽くした名勝負

<<   作成日時 : 2012/09/04 18:06   >>

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 この日、大分トリニータは「9.2 大分総力戦〜天下分け目の大分決戦〜」と題し、来場者3万人を目標としていた。例えば大分市民と証明できるものを持参すればトリニータシート(ゴール裏ホーム側、バックスタンド2階席等)が無料招待だったそうである。結果として23617人を集めた。中銀スタが17000人収容であることを思えば相当な数である。よく集めたなと思う。と同時に3万に届かなかったことからは、J2で地方だとタダでも集めるのは大変なんだな、と思った。

 試合はいきなり森島康が飛び出す大分の好機から始まった。しかし、甲府がセカンドボールを拾いパスを繋ぎサイドを走って次第に甲府がボールを持つようになっていった。だが大分は中が堅くてなかなか決定機にならない。飛び出したゴールキーパーをダヴィがかわした場面では戻った安川がシュートを弾きだした。
 もともと大分は守備に定評のあるチームだった、などとシャムスカ以前の頃など思い出していた前半28分。右サイドをフェルナンジーニョが破った。ゴールライン際で宮澤をかわし、中へボールを送った所にいたのはダヴィ。甲府先制。
 フェルナンジーニョはこれまで途中出場ばかりだったが、これが初先発。城福起用が生きた形になった。

 先制後もボールは概ね甲府が持っていた。しかし、当然大分は反撃に出なければならない。39分、為田がドリブルで持ち込み左サイドで何度かパス交換した後、石神が中に入れて森島康シュート。しかし、盛田がすんでのところで止めた。前半は0−1で甲府リード。

 52分、甲府は保坂が痛んで伊東が入った。69分には井澤に代えて元大分の松橋。そう言えば甲府は松橋にしてやられた試合があった。あれは6年前か。
 後半も甲府がポゼッションする展開。しかし、追加点が奪えない。次第に流れは大分に傾いていった。72分、大分は宮澤に代えてチョ・ジョンハン。一方の甲府は津田が痛んで77分ドウグラス投入。はて困った。これまで後半途中出場しかしていないフェルナンジーニョは90分もたないと思われる。しかし、もうここで出ずっぱり決定。
 81分、大分は森島・西に代えて高松・林イン。ますます圧迫を強めた。フェルナンジーニョは疲れた。序盤から走り回っていたダヴィも疲れた。前で収まらない。前半にセカンドボールを拾いまくっていたミッドフィルダー陣も疲れた。大分2万3千人がトリニータの背中を押した。甲府は防戦一方になった。

 89分、甲府の防衛線はついに決壊した。ロングボールを放り込んで落としたところに三平。ボールを浮かせて荻と衝突しながらヘディングシュート。ボールはゴールマウスに吸い込まれた。同点。
 みつひらなのね、さんぺいじゃないのね。

 アディショナルタイムは4分。この流れでは逆転濃厚ではないか。大分はまたロングボールを放り込んでくる。チョ・ジョンハンのシュートをなんとか荻が弾きだす。危ない。
 甲府は跳ね返す。松橋がクロスを入れる。戻ってきたボールをまた松橋。フェルナンジーニョに渡すと疲労感満載だった筈のフェルナンジーニョが、ペナルティエリア内に割って入っていった。シュート。清水が弾いて、そこにいたのがまたしてもダヴィ。
 ゴール。土壇場で甲府が突き放した。

 シュートを打ったフェルナンジーニョは足を攣らせて立ち上がれない。ピッチから去った。
 フェルナンジーニョが倒れていた時間があり、ロスタイムのロスタイムがまだ1分以上残っていた。大分が放り込む。荻がキャッチ。また放り込む。また放り込む。しかしついにタイムアップ。

 三平シュートの際に痛めていたドウグラスは倒れ込んだ。ダヴィは息を切らしながら笑顔で歩いていた。為田は信じられないという顔をしてしゃがみこんだ。三平は悔しさを噛みしめていた。死闘が終わった。
 はるばる遠征した甲府サポーターが歓喜した。彼らが本当の勝ち組だ。残り2万3千の観客は悔しかっただろう。この悔しさもまたサッカーの醍醐味だ。

 本当に良い試合だった。この試合の素晴らしさを、私はどれだけ伝えられただろう。

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