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席がアウェーのゴール裏自由席なので、ペルー人に話しかけられたらどうしようかと思いつつ入場。 Amigo. Gracias. Adiós. (アミーゴ、グラシアス、アディオス)と言って立ち去るというのはどうか。 「友よ、ありがとう、さらばだ」 そんな機会はなかった。 上から俯瞰したくなって、2階に行く。斜め左下にペルー応援席が見えた。気温は高いが風がヒュルヒュルと入り込んでくる。心配された雨は降らなかった。 アメダスによると横浜19時14.4℃。南南西の風、風力6m/s。 ビールの売り子が商売熱心だ。もちろん売っているのはキリンビール。 試合時間が近づくにつれ人が増えてきた。アウェー二階席は8割方以上入っただろうか。全観客数60,400人。 先発メンバー発表。俊輔のところで轟音のような歓声。高原も大拍手。 石井竜也の君が代を、けっこう歌がうまいなと思いながら聞く。巻き舌気味なのがご愛敬。 正面のホーム自由席では熱心な応援。こちらはペルーの応援が聞こえるものの静かだ。アウェー自由席二階は静かに安く鑑賞する席なのだと実感。 試合会場で直接サッカーを観る利点の一つは、テレビ朝日の放送を聞かなくて良いことだな。 試合開始。 ピッチが遠いので、誰が誰なのかほとんどシルエットクイズである。日本はGK川口100試合。中澤・闘莉王のセンターバック。右に加地、左に駒野。阿部・啓太のドイスボランチ、攻撃的な中盤は概ね右に俊輔、左に遠藤。巻・高原のツートップだが巻が前目で高原がやや下がり目。守り方はお馴染みの一人余してマンツーマン。 坪井が怪我のため離脱したが、怪我しなければこのうち誰が抜けたのかは興味深い想像だ。 招集されたドイツW杯メンバー7人は全員先発。いや、8人だ。巻を数に入れるのを忘れていた。 ペルーはFWが二人いたらしいがほぼワントップ。斜めに赤いラインが入るペルーユニフォームは背番号が読みにくく、誰が誰だかさっぱりわからない。 前半立ち上がりはペルーの動きが良い。しばしば日本陣内に攻め込むが中澤が落ち着いて対処。 お帰りなさい。待ってたよ、中澤。 闘莉王は動きは悪くないが、キックが時折不正確。そう言えば阿部と啓太が今ひとつ目立たない。豪州帰りでつらいのかもしれない。 ゴール裏からだと、ピッチ左右の幅がよく見える。俊輔が時折、左サイドの駒野にサイドチェンジのボールを送る。その球筋が美しい。 前半9分、左サイドでその駒野が倒されてFK。遠藤が蹴るがクリア。これが先取点の伏線になったように思う。 前半19分、左サイドの似たような位置で高原が倒された。遠藤がフェイクを入れて俊輔が蹴る。巻の頭にピタリ。ボールはゴールネットへ。観客は総立ちで拍手拍手。 オシムが代表監督になってから得点がなかった巻。おかげでいろいろ言われたが、これでいくらか静かになるだろう。 俊輔はやはりさすがだ。フリーキックはもちろんサイドチェンジの精度も、並の選手と違う。ただ前半ちょっとこねているシーンが目立ったか。 前半28分、俊輔正面からFK。上からだと上下がわかりにくい。入ったと思ったボールはそのままゴールの上を滑って通り過ぎていった。 1−0で前半終了。 ハーフタイム中、試合使用球のプレゼント抽選発表がある。外れる。 後半は川口が近くに来た。相手陣が遠く見づらくなった。 後半9分、遠藤が倒されて俊輔左からフリーキック。それが青いユニフォームの誰かの足下に落ちた。次の瞬間、ボールはゴールネットを揺らしていた。 高原がトラップして落としたボールをボレーで叩き込んだのを知ったのは、オーロラビジョンを見てからである。 高原は最初は周囲にあまりフィットしておらず、消えていた時間が長かった。しかし経過時間とともにボールに絡むようになってきた。一瞬のチャンスで結果を出したのはさすが。 後半15分、阿部Out、憲剛In。豪州帰りから選手を変えていく。 後半17分、俊輔が落としたボールを憲剛ミドルシュート。美しかった。だがキーパー正面。 後半23分、巻・遠藤Out。矢野・羽生In。このあたりから日本の攻撃時間が長くなり、選手は遠いし、背番号は読みにくいしでわかりにくくなってきた。 ペルーは足が止まってきた。日本が後ろでボールを回しても取りに行けない。 後半39分、啓太・俊輔・高原Out、家長・藤本・水野In。もう誰が誰やらわかりません。セットプレーは誰が蹴っていたんだろう(後で調べたらCKは水野、FKは藤本)。 パスが次々とつながってチャンスがたくさんあった。特に誰かがヘッドで押し込もうとしたやつ(闘莉王らしい)は惜しかった。ここで1点、流れの中で取って欲しかったのだが、2−0で終了。 巻が雑音除去の一発。 遠くから呼んだ高原・俊輔が活躍。時間が経つごとに周囲と合ってきたのが良かった。 終了近くに入ってきたU22選手達が小気味よく動いていた(たぶん)のも今後有望。 改善点はまだいろいろあるだろうが、観客として満足できたゲームだった。 帰り、小机駅まで30分(通常10分)かかった。6万人というのは大した数だ。 |
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