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オシムの伝記「イビチャ・オシムの真実」(Gerald Enzinger and Tom Hofer著)の巻末に、この本の訳者である平陽子氏の文章がある。彼女は日本代表の宿舎で仕事をする機会があったという。少々長いが引用する。 ボン合宿中に私が垣間見たものは「ストイックな戦う男たちの集団」ではなく、部屋のテレビに日本製ゲーム機が接続できないから困るとか、ドイツの魚は臭みがあるから食べられないとか、「豊かな日本で何の不自由もなく育った若者」そのものでした。また、宿舎に詰めていた警備員がある時、「日本人というのは闘争心あふれる立派な国民だと思っていたのに、試合を見たら全然違うじゃないか! 負けて宿舎に戻ってきてもヘラヘラ笑っているし、朝方まで部屋で騒いだりしているし、一体どうなってるんだ?」と私に率直な疑問をぶつけてきました。彼は、スイスとのプレーオフに負けてワールドカップ出場を逃したトルコからの移民でした。私は「これが現代の日本の若者なんだから仕方ないでしょう!」と逆ギレしました。 恐らく、その通りなのだろう。 噂されるような選手間の「サッカー戦術の対立」よりも、こうした「気の抜けた若者たち」のほうが深刻な問題に思われる。 「豊かな日本で何の不自由もなく育った若者」では、「勝って国民を鼓舞したい」とか、「貧しい国民を勇気づけたい」とか、あるいは「下手な試合をしたら国へ帰れない」という国民よりも動機付けが足りないのではないか。 オシム監督は日本代表でゲーム禁止令、日本人コック帯同不可などを打ち出している。日本人の若者が普段通りに振る舞ったらとても戦う集団にはならない、と考えているのかもしれない。 とは言いつつも。 「豊かな日本で何の不自由もなく育った若者」では勝てない、と言うのなら、勝たなくてもいいのではないか? 幸福な国民では勝てないというのなら。 国民は幸福な方が良い。 貧しくてろくにボールも買えないような家庭に生まれ、臭みがあろうとなんだろうと食べられる飢えた環境で育ち、闘争心をむき出しにした戦う男たちの集団にならなければ勝てない、というのなら。 日本の若者は、別に「世界」で勝たなくてもよいのかもしれない。 |
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| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
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「豊かな日本で何の不自由もなく育った若者」では勝てない、と言うのは意味不明の言い訳
あるブログでこんな記事を読んだ。 『日本の若者は、別に「世界」で勝たなくてもよいのかもしれない』 http://oikose.at.webry.info/200701/article_7.html ...続きを見る |
アイデアル・スタンプ・モンタージュ - ... 2007/01/19 06:50 |
「豊かな日本で何の不自由もなく育った若者」では勝てない、と言うのは意味不明の言い訳
あるブログでこんな記事を読んだ。 『日本の若者は、別に「世界」で勝たなくてもよいのかもしれない』 http://oikose.at.webry.info/200701/article_7.html ...続きを見る |
アイデアル・スタンプ・モンタージュ - ... 2007/01/19 06:50 |
サッカーにおける究極の選択
彼は諦めてしまったのだろうか? 「強くなる」ということを放棄してしまえば楽になる... ...続きを見る |
サッカー蟻地獄 2007/01/19 10:54 |
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サッカー蟻地獄 2007/01/19 10:59 |
敗因の先にあるもの
今回は、「イビチャ・オシムの真実」について、およびそこから考えたことについて書き ...続きを見る |
KET SEE BLOG 2007/01/19 16:39 |
[サッカー] 「貧しくないとサッカーが強くなれないのなら、勝てなくても良い」
と言うことをしっかり言い出す人がついに現れてきた。 日本の若者は、別に「世界」で勝たなくてもよいのかもしれない : 折り返して逆サイド 「豊かな日本で何の不自由もなく育った若者」では勝てない、と言うのはナンセンスな言い訳だと考える : アイデアル・スタンプ・モン ...続きを見る |
昨日の風はどんなのだっけ? 2007/01/19 19:15 |
− タイトルなし −
日本の若者は、別に「世界」で勝たなくてもよいのかもしれない 幸せについて考えて ...続きを見る |
こもぶろぐ 2007/01/20 00:47 |
サッカーボールを銃で撃つ
日本の若者は、別に「世界」で勝たなくてもよいのかもしれない 幸せについて考えて ...続きを見る |
こもぶろぐ 2007/01/20 00:49 |
サッカーボールを銃で撃つ
日本の若者は、別に「世界」で勝たなくてもよいのかもしれない 幸せについて考えてみ ...続きを見る |
こもぶろぐ 2007/01/20 00:59 |
サッカーボールを銃で撃つ
日本の若者は、別に「世界」で勝たなくてもよいのかもしれない 幸せについて考えてみ ...続きを見る |
こもぶろぐ 2007/01/20 02:39 |
サッカーボールを銃で撃つ
日本の若者は、別に「世界」で勝たなくてもよいのかもしれない 幸せについて考えてみ ...続きを見る |
こもぶろぐ 2007/01/20 02:44 |
サッカーボールを銃で撃つ
日本の若者は、別に「世界」で勝たなくてもよいのかもしれない 幸せについて考えてみ ...続きを見る |
こもぶろぐ 2007/01/20 02:48 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
平陽子氏の文章は切ないですね。印象的です。 |
jj_tomato 2007/01/19 10:38 |
こんなチームを応援しにドイツに行ったのかと思うと、悲しくなってきますね。オシムもその辺の日本人の根底を指摘できても、変えるのは不可能です。 |
ukaeeq 2007/01/19 12:15 |
そもそも「豊かな日本で何の不自由もなく育った若者」が幸福そうにはまったく見えない。 |
通りすがり 2007/01/19 16:45 |
ちまちまと空気に向かって文章を書いている気でいたら、突然お白州に引き出されたような気分でいます。 |
水谷秋夫 2007/01/19 22:26 |
代表選手のインタビューを読めば彼らは真剣に一所懸命に戦ったと語っています。そこに嘘は無いと思います。ただそれは他の国と比べてどうだったのか。彼らの基準の中だけの真剣さではなかったのか。そこを疑っているところです。 |
水谷秋夫 2007/01/19 22:28 |
日本だけが貧しくないのですか? そーですか、そーですか。 |
わざと挑発 2007/01/19 23:57 |
平女史の後書きは、確かにショッキングなものでしたね。ただ、それが日本のサッカー選手、あるいは日本の若者の全体像をどれだけ反映しているかと言えば、また別の話のような気もします。Jリーグの中だけを眺めても、もっと闘争心やハングリー精神のありそうな選手はいると思うけれど、ジーコがそういう選手を選ばなかった、とも言えるわけですし。 |
念仏の鉄 2007/01/20 23:28 |
引用文を読めば分かるけど、ハングリーで動機のあるトルコはW杯を逃し |
不思議だ 2007/01/21 10:02 |
>わざと挑発様 |
水谷秋夫 2007/01/21 16:57 |
>念仏の鉄様 |
水谷秋夫 2007/01/21 17:46 |
>不思議だ様 |
水谷秋夫 2007/01/21 18:06 |
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