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WBCが気になるが、平塚へサッカーを見に行く。 まるでサッカーファンのようだ。 WBCは日本−キューバの決勝戦だが、ベガルタの試合を見に行く。 まるでベガルタサポーターのようだ。 WBCで日本が勝てば世界一なのだが、家で録っているのは鹿島−甲府戦だ。 まるでサッカーおたくのようだ。 山梨から平塚は遠い。特に相模線は時間がかかる。八王子で買ったエル・ゴラッソを端から端までよんでもまだ寒川駅。茅ヶ崎になかなか辿り着けない。 やっと着いてまず腹ごしらえ。日本−キューバ戦をテレビで流していそうなラーメン屋に入るが、テレビはなかった。静かな店内で食べたみそラーメンの味はいまひとつ。人生そんなものだ。思うようにはいかない。 駅から20分歩いて平塚競技場に行く。途中のコンビニでビールとつまみを買う。 たいがいのサッカー場では入場時に缶ビールを紙コップに移せと言われるのだが、ここではもぎりのお姉ちゃんは何も言わない。ちょっと進むとビール用紙コップが机に積んであって、「ご自由にお取り下さい」と張り紙があった。このシステムは初めてだなと思う。 ベルマーレは2000年にベルマーレ平塚から湘南ベルマーレに改名した。かつて小島・岩本・名塚・名良橋・田坂・中田英・野口・呂比須・前園らが在籍した。個性的な集団だった。 DDIのCMを思い出す。ベルマーレ戦隊。「ムラサキグマが現れました」「トリコロールカモメも暴れています」とか言うやつ。あれは面白かった。 試合前に、昨年柏レイソルから移籍した加藤望の300試合出場セレモニーが行われる。彼は向山中−東北学院高の宮城県出身だ。なんで黄緑のユニフォームを着てるんだよ。こっち来いよ、と埒もないことを思う。 ベガルタは前節退場のチアゴと怪我の村上(靱帯損傷、全治10週間)が出られない。磯崎・中島が登場。4−3−2−1の筈なのだが、ボルジェスの1トップにロペスの1シャドー、中島は右ウィングみたいな位置取り。湘南は横山1トップの4−5−1。 ボルジェスとロペスの力は評判通り図抜けている。ボルジェスは湘南の3番田村を背負ってもキープ力が素晴らしいし、一度見せた反転シュートも鋭かった。ロペスは迫力がある。体が高くごつく、ドリブルをしても空中で競っても力強く存在感があった。前節はブラジル人トリオが全然守備をしなかったらしいが、この日は前戦からチェックもしていた。 だが、攻撃はこの二人の個人技頼りだった。他の選手の連動性があまりない。梁は走り回っているし中島はいい場所にいてチャンスは作るけれども単発的。 後半6分、FKでボールを動かした後の佐藤悠のクロスに、横山が美しいダイビングヘッドで湘南先制。そのまま湘南ディフェンスがよく集中し、仙台は攻めあぐねて時計は着々と進んで終了。 この日の仙台は期待したほど強いチームではなかった。試合自体もJ2平均レベルに感じた。チアゴが帰ってきたらまた違うのだろうが、サッカーは怪我の多いスポーツだし、ベストメンバーが揃わないことはしばしば。ブラジル人が一人減っただけで実力が大きく落ちるようなら、かえって心配だ。 帰り道、平塚駅で日本がキューバに勝ったことを知った。 |
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