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help RSS チャンスをつかんだのなら

<<   作成日時 : 2005/01/25 20:41   >>

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 プロ野球放送で頻発する、しかし私には使い方を間違えているとしか思えない言葉がある。
「チャンスをつかみました」である。

「ツーアウトランナー二・三塁、バッターは古田。ヤクルト、チャンスをつかみました」
「ああーっ、キャッチャーフライです。万事休す」
「五回の裏、ヤクルト無得点です」
「惜しかったですね」
「絶好のチャンスをつかんだんですけどねえ」

 おかしくないか?
 私は用法を間違えていると思う。

「高校の頃は内野手だったんですよ。ショートです。外野手に、と言われたのはプロに入って二年目です。最初は嫌でしたよ。でも、考え直したんです。当時のうちの内野はレギュラーが決まってたんですけど、センターは○○さんが引退したばかりで、レギュラーが決まってない。チャンスだ、と。最初はもう、なんでもない外野フライも捕れなくて、泣きたくなりましたけどね。四年目からレギュラーになって、去年打点王を取ったわけですけど、あのとき外野手に転向していなかったら、まだ二軍ですよ。いや、首になっていたかもしれない」
「見事にチャンスをつかんだわけですね」
「そうです。外野手になれと言った××コーチには、本当に感謝していますよ」

 チャンスをつかむ、というのは上記のように成功した時に使うものだ。
 ツーアウトランナー二・三塁はただのチャンス、好機に過ぎない。
 チャンスです。チャンスになりました。チャンスを迎えました。そう言うべきものだ。

「チャンスをつかんだ」と言うのなら、点が入っていなければならない。

 ツーアウトランナー二・三塁でキャッチャーフライ。
 それは、チャンスをつかみそこねた、と言うのだ。

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